HAND & SOUL

J. H. 君

e0153357_10204335.jpg




















このブログでくり返しているようにHAND & SOULは本当にちっぽけなお店ですが、その商いとなると店のサイズにさらに輪をかけたような小ささです。
「店」は「見せ」なんだと、お客さんとの出会い、触れ合いを楽しむことにしています。
そう割り切ると、店のスケールをはるかに凌ぐ、多様な出会い、思いがけない触れ合いの連続で、金,土、日を楽しむことができます。

J.H.君は今日もやってきました。彼は韓国生まれで、11才でアイオワ州の家庭にアダプトされ、建築を学んで、いまはニューヨークのブルックリンに住んで絵を描いています。ウェブで知った日本人のミニチュア・アートの作家に惹かれて、9月4日までの6週間ほど東京の下町に下宿してミニチュア・アートを学んでいます。
日本語はだめですが小津安二郎のファンの彼は、先週の土曜日に北鎌倉駅で下りて右も左も分からないままハイキングコースを迷い歩いたすえ、閉店間際の店にふらりと姿を現しました。心細くなっていた時ちらりとかわいい赤い家が見えたので、何だろうと立ち寄ったのです。鎌倉やOZUの話をしたり、彼の身の上話を聞いたりしていたら、アッという間に閉店の時間になったので、よかったらまた来週来たらと軽く言って別れたのですが、今日また本当にやってきました。
今回は、彼が旅行の間毎日描き貯めている葉書サイズの作品をもってきてくれました。とてもかわいらしくて、都会的センスで好感がもてました。先週の鎌倉行のあとの作品は小津安二郎のオマージュになっていて、微笑ましい作品でした。長期滞在するならHAND & SOULに置いてもらいたいと思いましたが、来週帰国なので1枚だけ記念に買おうとしたらプレゼントしてくれました。内心は小津安二郎のオマージュものがほしかったのですが、彼も手放したくないだろうと思って遠慮しました。できれば来年また来日したいと言っていたので、その時はHAND & SOULの「モノ」のひとつになって欲しいと思っています。

e0153357_10135075.jpg
[PR]
by love-all-life | 2009-08-30 10:36 | 文芸・アート | Comments(0)