HAND & SOUL

HAND & SOUL「モノ」がたり 21 <鍵の額>


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鍵というものが身の回りからどんどん消えつつあるのではないでしょうか。

いまいくつ鍵をもっているか数えてみました。家とお店の出入り口の鍵と、車のキイと、それから・・・・それだけでした。車のキイも、鍵の形をしてはいるもののペコっと押すとブッとロックがきれるのですから、果たして鍵といえるのか疑問です。以前は鍵だった自転車も旅行カバンも今は数字合わせのロックになりました。

それでは鍵が少なくなてすむほど安心・安全な世の中になったかというと、もちろんそんなことはなく、暗証番号やカードにとって替わられただけで、セキュリティ管理だ、リスクマネジメントだと聞かない日はないほど危険は一杯です。「鍵」は減っても「ロック」はどんどん増えています。

大切なものが現金や貴重品から情報へと移ったせいかも知れません。


これから生まれてくる子供が大人になる頃には、鍵はアンチックショップでしかお目にかかれない
ものになってしまうのでしょうか。

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あちこちの引き出しの奥で、古く使い道がなくなってゴロゴロしていた鍵を額に入れてみました。
かって、それぞれ「失ったら真っ青」の大事な鍵だったはずですが、いまとなっては
何を守っていた鍵だっかさえ思い出せず、思い出を永遠にロックする鍵となりました。

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鍵の額 22×11×D3cm ¥7,000
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by love-all-life | 2009-09-07 07:14 | 「モノ」がたり | Comments(1)
Commented by nobu at 2009-09-08 19:15 x
鍵ですか。 ほんとですね。 マンションの玄関は暗証番号入力かキーレスタグとかに変わりました。 でも、目に見えないのはなんだか不安ですね。 オレたちの世代は、仕切られた空間(部屋)が結界で、鍵はそこに出入りするための呪文みたいな感覚ですし。