HAND & SOUL

HAND & SOUL「モノ」がたり 39 <HAPPY DAYS>



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昨日はHAND & SOULにかわいらしいアクセサリーをつくって置いてくれている旧友のMF子さんが、品薄になった作品の追加を持ってきてくれました。
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彼女は、誰も気にとめないような素材を発見したり、組み合わせたりして「まァかわいい!」と思わず言わせるモノを創り出します。素材は例えば、海岸に落ちている陶片だったり、安全ピンだったり、そのままなら安っぽいビーズだったりします。

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だから彼女のアクセサリーの魅力は高価な宝石や金属の豪華さではなく、センスそのものが輝やいているという種類のものだし、それを身に着けた人を羨望の対象とするのではなく、その人の目の付けどころとアイディアの面白さを廻って楽しい会話を生み出すといった類いのものです。
もひとつの彼女のアクセサリーの魅力(?)はとてもお値段が安いことです。「これでは安すぎるよ」と言うと、「だって、材料費がかかっていないし・・・」と言います。彼女が身に付けている美意識やセンスには長い年月と莫大な投資があったはずなのですが、そのことは不問に付すというのですから太っ腹というか、お人好しというか・・・。
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彼女は会話の名手でもあります。彼女が加わると場のサウンドとノイズと笑い声で賑わいのオクターブが上がりますが、そのなかでいつも際立っているのが彼女の笑い声です。
昨日はそんな彼女につられて、日頃口数のすくないジイジもしばしダベリを楽しみました。話題は「老人になってよいことは何か」でした。ジイジ、バアバの旧友なのですからわれわれほどでないにしても、彼女もどちらかというと「昔は若かった」世代です。

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「年とると体力も、気力も、記憶力も、経済力も、力(りょく)と名のつくものはすべてなくなっていくものばかりで・・・何かいいことはないのかしらね」というのが会話のきっかけでした。
「力はなくなっても知恵はあるだろう」とか「若い頃はいずれ死ぬってこと、すごく怖かった。でも死が迫ってきているという現実があるのに、昔ほど怖いっていう気がしない。よくしたもんだね」とか「若い頃はさ、子育てとか、社会的地位とか、将来の見通しとか、いわゆる生きがいといわれているものが、通り過ぎてみるとみんな苦労や心配の種だったってわかる。もうそいう心配をしなくて済む解放感ってあるんじゃない」などなどいろいろ出て、古希を過ぎて経験したことないお店など始めてしまったジイジの結論は「これ以上もう失うものはないと思えば、老人の強みは挑戦できるってことじゃないかな」で、MF子さんの結論は「自由ってことね、そうだ私は自由なんだ」でした。

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こんな会話を午後の3時頃にだらだらとしていても、誰からも何処からもクレームが出ないというのも「老人であることのよさ」なんでしょうか。




アルファベット・ブローチ 1語 ¥500  2語  ¥1,000
ビーズ絵ブローチ     単  ¥600  連   ¥1,200
陶片ブローチ       単  ¥700  セット ¥2,500
(陶片ブローチは2009年5月21日付けのブログで紹介しています)
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by love-all-life | 2010-02-07 21:32 | 「モノ」がたり | Comments(0)