HAND & SOUL

情→報→情

引き続きメディア関連で・・・

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上の写真は朝刊を見ている小学2年の孫娘です。

うちの孫はこんなに賢いというところをお見せしようとしているわけではありません。朝日新聞の読者なら知っていますが、しばらく前から朝刊の第一面にほんの小さなコラムで「しつもん!ドラえもん」というのが載っています。e0153357_18261199.jpg
子供向けのクイズで、答えがその新聞のどこかに掲載されているのです。興味をもった子供が答えを探すうちに新聞のすべてのページに目を通すように仕向けられています。
結果としてそれまで新聞なんか見たこともない孫娘の一見賢そうな写真も撮れるということになるわけなのです。

このところネットに押されっ放しのマスメディアですが、マスメディアにもマスメディアでなければできないことがいろいろあるはずで、タワイナイことのようですが、「しつもん!ドラえもん」はそのようなヒントのひとつのように思えます。

e0153357_1943969.jpgその昔、岡部冬彦さんの漫画で「アサヒビールはあなたのビールです!」というコラム型の新聞広告のシリーズがあったのを65歳以上なら記憶しておられる方も多いと思います。ほんのちっぽけな広告ですが、アサヒビールを友だちのように感じさせてしまう不思議な力をもった広告でした。そして半世紀たっても人の記憶から消えないインパクトを保ち続けているのです。
よく言われるように「情報」というのは「情け」を「報せる」または「情け」に「報せる」ことです。つまり心と心を結びつけるのが情報ですが、いま情報といわれているものはどうもそうではなさそうです。パソコンと目、あるいは脳を繋ぐことはしても、心にまで届く情報というのはきわめて少ないのではないでしょうか。
テクノロジーが進化しても人間はそう簡単に進化しないのだから、「情」に届けるためには機械ではなく送り手も「情」をもってしなければならないでしょう。この場合の「情」とはアイディアとかウイットといったものでしょう。

ネットの利点が「早い」「多い」「便利」「自由」と聞いて、おやッ、いつか来た道だなと思い至ります。物質的豊かさを追い求め旗を振り続けたついこの間までのうたい文句とまさに同じではないか。ぬるま湯の快楽に浸っている間にお湯の温度が命に危険なまでに上昇してしまって、あわててもがいている地球人の愚をまたもやくり返すことにならなければよいがと、老婆心いや老爺心ながら思わざるを得ません。
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by love-all-life | 2010-03-26 19:32 | 時事・社会 | Comments(0)