HAND & SOUL

鎌倉大線香花火大会

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今日から夏休み! 一年中夏休みの身分のジイジにとって、とりたてて張り切る理由はないはずなのに、なにか特別な日々が始まるような気分になるのは、小学生の孫たちと同居の暮らしのせいか、それとも「夏休み」という言葉の魔力でしょうか。
ラジオ体操、お天気日記、自然観察・・・こんな言葉を連発して、きっと孫たちからうるさがられることになるでしょう。

ところで、今年の夏休みはまったく冴えないスタートとなりました。台風6号がここ三日ほど、日本中を水浸しにして、災害恐怖症になってしまった小学校は休校で前日の終業式もなし、通信簿はその前の日に早々と生徒に渡してしまうという手回しのよさです。しかし時折小雨がぱらつく程度のお天気に子供たちもどこか腑に落ちない様子です。バアバは、「これじゃケジメがつかない」「だから、だらしのない、ふやけた子供が育ってしまうのよ」と憤っています。まあ、このあたりが被害がなかったのは結果論だからと周りが言っても、「子供の将来より、自分の安心なのね」となかなか治まりません。

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台風のお湿りで幕を開けた今年の夏休み。被災地へ気遣いなどで各地の花火大会が自主取りやめを決めるなど、あまり気勢が上がりませんが、そこを逆手にとった試みがあります。
7月30日に鎌倉の由比ガ浜で開催が予定されている、市民有志による「鎌倉大線香花火大会」です。
4月に恒例の市の花火大会の中止が発表された直後、「じゃ、自分たちでやればいいじゃん」とのツブヤキから火がついたらしいのです。
行政や企業に頼らないで、市民各自の自己責任ですべてを完結させようという趣旨です。
線香花火は自分で持ち寄り、火種も自分で用意し、ゴミはすべて持ち帰る、万一の災害には自分で逃げる、これが約束です。

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3.11以降、自然災害、原発事故、エネルギー問題と続く一連の社会現象を通じて、私たちは自分の命や暮らしを、いかに他人に任せ切っていたかを思い知りました。その教訓として、もっと自分で考え、自ら行動しなければならないという市民意識の発芽がみられます。今回の線香花火大会の試みも、そんな市民意識の台頭と無縁ではないように感じます。
この試みが、たんなる危なっかしいお遊びに終わるのか、市民社会のブレークスルーとなるか、地元のことだけに、すごく気になりますし、かって、長岡で日本一を自認する、直径500メートルの大輪の三尺玉花火の響宴を毎年観てきたジイジ、バアバにとって、世界一小さい(多分)花火の大会がどのように鎮魂の音を奏でるか、これも興味津々です。
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by love-all-life | 2011-07-21 21:02 | 時事・社会 | Comments(0)