HAND & SOUL

垣根の、垣根の、曲がり角

e0153357_1153515.jpg






先日の台風15号の強風と塩害の影響が大きく、いつもなら紅葉の錦で主役を演ずるナナカマドやモミジが早くも葉を落とし、紅葉より先に落ち葉掃除に追われます。水曜日の剪定ゴミ収集の日には何袋もの落ち葉を出すのですが、それでもかき集めればいくらでも溜まる落ち葉を見て、孫たちがたき火がしたいとせがみます。
よっしゃ!と受けてやりたいところですが、「止めといた方がいいわよ」と言う家人の声に、はてさて、たき火はしてよいものか迷います。

かきねの かきねの まがりかど・・・

懐かしい童謡を口ずさむまでもなく、昔からたき火はこの季節の風物詩だったし、さかのぼれば30万年前の人類の足跡の証がたき火であったというくらい縁の深い「火」との戯れが、やってはいけないことなのだろうか?そもそもたき火は禁じられていることなのか?

そこでネットにお伺いを立てることにしました。
たき火をしたい人、たき火で迷惑を被っている人、双方からの質問やそれに対する回答がたくさんあって勉強になります。
もろもろ総合すると・・・
やっぱり・・・ たき火は原則として、行ってはいけないことになっているのです。
煙や匂いを迷惑とする都市化や非寛容社会の出現という事情などありますが、主な理由は、ダイオキシン問題が取りざたされた平成13年に廃棄物処理法が改正され、廃棄物の野外焼却、いわゆる野焼きが一部の例外を除き禁止となったとあります。
一部の例外には、伝統的行事や風俗慣習上の行事のための焼却行為などいくつかあって、そのなかに「落ち葉等の一過性の軽微なたき火」も入っていました。ま、ちょっとした落ち葉焚き程度なら大目にみてやってもいいというニュアンスです。ただし、周辺の生活環境にできる限り配慮しなければなりませんと断り書きがついています。
なんだか執行猶予を言い渡された囚人のような後ろめたさにはやや不満はありましたが、孫たちに「火の用心」のこころ構えや、ジイジがここまで気を使ったことを話して聞かせ、バケツに水の用意などさせてから、やっと子供たちの笑顔に向き合うことができました。

e0153357_11533226.jpg






バーベキュー用の着火剤を捜し廻る子供たちを制して、火のおこし方を伝授します。ひねった新聞紙の上に木っ端を乗せ着火し、徐々に太い枝を乗せ、頃合いをみて落ち葉を被せる・・・そう教えても、すぐに上手くできるわけではありません。これが上手くいくかどうかはすべて「具合」「頃合い」「あんばい」を見計らってのことです。
掌中のスマホの画面を手品のように操ってみせる彼らの手も、こういう「見計らい」や「あんばい」の作業となるとお手上げです。
ジイジは、「ざまーみろ」という内心は隠して、HAND と SOULについてひとしきり諭して聞かせ、
苦戦のうえ、煙に燻され、くしゃくしゃな顔になった子供たちには、「世界で一番うまい焼き芋」のご褒美がありました。

e0153357_11535717.jpg
[PR]
by love-all-life | 2011-10-30 12:02 | 時事・社会 | Comments(1)
Commented at 2011-11-03 13:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。