HAND & SOUL

HAND & SOUL「モノ」がたり 89 <ノブレス・オブリージュ>

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NOBUさんとHAND & SOULとの間柄を説明しようとすると It's a long story.ですが、手短かに言うとNOBUさんはHAND & SOULをとても気に入ってくれていて、ジイジ・バアバはNOBUさんの手打ちのうどんの大ファンなのです。

関西に住んでいるNOBUさんからは、お知り合いの赤ちゃん誕生のお祝いや開業祝いなど、折りに触れ何かオリジナルなものをとHAND & SOULに注文がきます。その上年に何度か父上が打ったのスーパー手打ちうどんが届くのです。つまりNOBUさんとの関係はジイジ・バアバの圧倒的な輸入超過となっています。
また、NOBUさんの周りには関西だけではなく湘南を含めて一連のアーチストやパフォーマーたちがいて、お互いにそれぞれの「生きがい」に磨きをかけ合っているのですが、その中心にNOBUさんがいて、皆とNOBUさんの関係も多分ジイジ・バアバとの関係と同じように、NOBUさんの輸出超過ということになっているのでしょう。

そんなわけで、つい先日NOBUさんのお誕生日が近いので、みなでサプライズ・パーティをしようではないかという計画が聞こえてきました。
NOBUさんシンパのひとりであるNから、メッセージ入りの額を贈りたいのでつくって欲しいと連絡がありました。ならばこちらも乗るよとOKしたら、「NOBLESSE OBLIGE」とメッセージを入れたいのだと注文をつけてきました。

NOBLESSE OBLIGEとは「位高ければ、徳高きを要す」、つまり「高貴な人は、それにふさわしい(社会的)義務を果たさなければならない」という意味の仏語で、英語ではNoble Obligationです。
階級制度がまだはっきりあった第一次世界大戦では、上流階級の子弟がすすんで志願し多数の戦死者がでたのは、この考え方が浸透していたからだったとされています。最近では、裕福な企業や個人が公共への寄付や、災害の際に多額の義援金や支援をするのが当然とされるのも、この考え方に発しています。(参考:Wikipedia)

もちろん、この単語がNOBから始るシャレから選んだのでしょうが、それにしても凝ったアイディアだねと訝しがると、実はNOBUさんのまわりにいる若い仲間たちが、みんなが一緒に乗り込んで旅に出かけられるようなバスを買ってくれないかとNOBUさんに要望しているというのです。お仲間の活動の象徴にしたいということらしいのですが、お祝いのメッセージにさりげなくお願いを忍び込ませるとはなかなかしたたかです。
人の良いNOBUお父さんが「オレンジのバス買ってよ」 なんて言われて困ってるのを面白がったり、みんなで旅に出る夢を語り合うというのが最近のお楽しみだとか。ま、それなら太っ腹のNOBUさんにメディチの気分を味わってもらうのも一興だろうと引き受けたのでした。

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この額がオンリーワンである所以はメッセージにあるのですが、もうひとつは中の板にあります。新潟にいたとき出雲崎の骨董屋さんの軒先にあったのを求めたものです。漆の器を塗る時に乾燥用に置く棚板で、漆の汚れが巧まずして面白いパターンを描いているのです。その上に手近な木片をサイコロに刻んで、スタンプでメッセージの文字を押して並べました。
メディチ家に献上するにはとてもじゃないけど貧弱すぎる額ではあることはよくよく理解していますが・・・。
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by love-all-life | 2012-03-13 09:04 | 「モノ」がたり | Comments(0)