HAND & SOUL

HAND & SOUL「モノ」がたり 95 <Tシャツ物語り>


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Tシャツというものをいつから着るようになったか、どうもあまりはっきりした記憶と結びつきません。

もちろん昔から、白の綿シャツは長袖、半袖、ランニングシャツとあって、子供の頃夏はランニングで遊びまわっていましたが、それらは本来下着であり、下にはステテコが似合うといったもので、アウターウエアーではなく、ましてオシャレとして着るものではありませんでした。

e0153357_71020100.jpg昨今のオシャレ着としてのTシャツを意識させてくれたのは、やはり戦後のハリウッド映画でした。
「理由なき反抗」のジェームズ・ディーン、「欲望という名の電車」のマーロン・ブランド、「アメリカン・グラフィティ」のビッグ・ジョン・ミルナーがTシャツの袖にシガレットの箱をくるりと巻いて持ち歩く姿など、「ん〜、なるほど!」とわけもなく納得して、そういったTシャツを自分が着た姿をジェームズ・ディーンに重ね合わせようと空しい努力をしたものです。

Tシャツを最初に買ったのは多分ニューヨークに行った時でした。でもそのときは、エンパイア・ステイト・ビルやイタリア街やミュージアムショップでお土産として買ったもので、それらのほとんどは当時「安かろう,悪かろう」の代名詞だったMade in Japan製品でした。1967年のことです。

現在手許に残っている一番古いTシャツのひとつは、何回目かのニューヨーで買った「THINK BIG」のシャツです。

e0153357_711067.jpgTHINK BIG STOREはマンハッタンのアップタウンにあった、いまでいえばデザインショップです。その店で売っているのはすべてがBIGなのです。2メートルほどの鉛筆とか、1メートル50センチくらいのクレヨンとか、50センチほどの消しゴム、1メートルの電球、30センチくらいのピル・カプセルなどなど。いずれもモダーンとノスタルジーとユーモアがブレンドされたすてきなグッズで、ニューヨークのアートディレクターのオフィスの壁にでっかい鉛筆が立てかけられていたりしました。
この店でTシャツも売っていましたが、それは小錦でもブカブカの超デカだったので、自分用にお土産品として売っていた普通サイズを買ってきました。Wikipediaで調べたらこの店は1979年から1994年存在したとありますから、80年代の始めに買ったのでしょう。物持ちのよいことです。



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さて、HAND & SOULでもオリジナルTシャツを用意していますが、今回ストライプ・シリーズをつくってみました。バアバが山ほどストックしている端布をひっくり返していていたら、シートが破けたデッキチェアの修理用にCONRAN SHOPで買った縞の布がきれいだったので、それをスキャンして柄にしてみたシリーズです。
Tシャツシーズンが過ぎた今頃じゃ遅いよと言われるのですが、上衣の下から覗かせてもいいし、少々寒くても、「痩せ我慢こそオシャレの極意」などとブツブツ言いながらアイロンプリントシートで絵つけしたものです。
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Tシャツ 1枚   ¥2,000〜¥2,500   (オリジナルTシャツのデザイン・制作承ります)
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by love-all-life | 2012-09-19 14:57 | 「モノ」がたり | Comments(0)