HAND & SOUL

HAND & SOUL「モノ」がたり 109 <捨てればゴミ、ためればタカラ>

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友人からジイジ・バアバの「センチメンタル・バリュー」を見せてよと言われていました。
「センチメンタル・バリュー」とは、お金銭とか、権威とか、肩書きとか、世間一般に通用する価値の基準とは別に、他人からみたら「何でこんなものが・・・」と思うようなモノだけど、その人にとってはかけがいのないモノ、そんな価値観です。
例えば、初恋のヒトがくれた安物の指輪とか、尊敬する先輩から「よかったら、やるよ」ともらった着古したラガーシャツといったものです。

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日頃、「うちには、人からみたらゴミだけど、どうしても捨てられないガラクタが山ほどあるの」と言っているもので、それを見る会をしようということになりました。
リビングルーム一杯に開陳されたガラクタは、立派なモノ、高価なモノはなにひとつありませんが、人生のその時その時での好み名残りであり、あちこちへの旅の痕跡であり、時を経ていまでは入手が難しいものばかりです。
狭い家のあっちの隅、こっちの奥に仕舞い込まれていたモノたちは、取り出すのに一苦労でしたが、その甲斐あって、「わー!」「へーッ!」「キャー!」「何、これ?」と、あきれと驚きの声が飛び交いました。

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とても全部というわけにはいきませんがちょっとご覧にいれると、海外での買物のショッピング・バッグ、旅行の時のチケットや入場券やレシートなど、あちこちで拾った落ち葉、マッチ箱、ブリキのオモチャやおまけ、などです。
取り出してみて、いまさらながらその子供っぽさにあきれますが、同時にいまでもそれらを入手したときを振り返るとひとつひとつに物語りが想い起こされて、愛着が薄らぐことはありません。
「捨てちゃえばいいのに」という周囲の思いは重々承知しているものの、それらのあるものは、額に入れて作品にしたり、部屋に飾るなどの楽しみを提供し続けている現役でもあるのです。

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by love-all-life | 2013-08-22 22:29 | 「モノ」がたり | Comments(0)