HAND & SOUL

ストラディヴァリよりよい音を奏でる楽器

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旧友のKさんから素敵なYouTubeサイトのプレゼントが届きました。

南米パラグアイのカテウラ地区というところの貧しい村で生まれた、リサイクル・オーケストラのドキュメントです。
この地域は治安が悪く、パラグアイで最も危険な地域とされていてるようなところで、したがって人々の暮らしも貧しく、集積場のゴミから集めたペットボトルやビンを売ったり、リサイクル品をつくって生計を建てています。
子供たちの置かれている環境も劣悪で、勉強したり遊ぶ場所にも事欠く状況ですから、ましてクラシック音楽を楽しんだり学ぶことなどとはまったく縁遠い世界でした。「ヴァイオリンは家を買う以上に高い買物」なのです。

そんな村で、子供たちのために大人たちが指導して廃棄物から楽器をつくる運動がはじまりました。石油缶、廃材など、ありとあらゆる廃棄物を材料として集め加工して、チェロ、ヴァイオリン、クラリネットなど、オーケストラに必要な楽器を作るのです。
それらはチェロらしき音、ヴァイオリンらしき音、クラリネットらしき音を出す楽器らしきものであり、もちろんプロの演奏家の音とは異なっていますが、造形物としてのその姿には惚れ込んでしまいました。それらは大好きなポップアートの大御所クレス・オルデンバーグのジャイアント・ソフト・ドラムセットに負けないすばらしいモダンアートにさえ見えます。

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指導者のもとに自作の楽器をもった子供たちが集まってオーケストラを結成し、バッハやモーツアルトの曲を奏でます。
彼らの奏でる音楽は、当然のことながらウィーン・フィルのモーツアルトのようにはいかないとしても、それに勝るとも劣らない感動があります。
その感動はどこからくるか・・・
彼らが目にする楽譜には、汚され痛めつけられた地球、虐げられた子供たちの未来への「救い」と「希望」という特別の音譜がついているからなのだと感じました。

この感動を皆さんとシェアしたいと思います。
短いバージョンと長いバージョンがあります。ではClickしてお楽しみください。

The Landfill Harmonic Orchestra(short)

Landfill Harmonic Orchestra(long)
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by love-all-life | 2013-09-01 17:41 | 文芸・アート | Comments(2)
Commented at 2013-09-08 00:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by remmikki at 2013-09-11 17:32 x
リサイクル楽器によるすばらしい音楽を取り上げてくださり、ありがとうございます!
Long versionの方、楽しみました。何度聴いてもすばらしい音楽です。