HAND & SOUL

ボールと鉄砲

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早朝目覚め、「ん?!」まだ「日本×コロンビア戦」やってるぞとテレビをつけました。ちょうど後半戦の開始でスコアは1ー1。一挙に寝ぼけ眼がドングリ眼へ(とはいかないのですが、精一杯見開きました)。
しかし日本は善戦したものの、やはり力の差はいかんともしがたく、結果は1−4、日本のワールドカップは終わりました。多くのサッカーファンはこれで目不足から解放され、これからしばらくは反省好きの日本人のことですから「日本サッカー」の反省点の指摘合戦が繰り広げられることでしょう。
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猛烈なサッカーファンというほどではない当方としても、ハラハラドキドキしながらTV観戦を大いに楽しみました。
「楽しみ」の中心は、言うまでもなく死闘をくりひろげる選手たちの運動能力の高さや目を見張るテクニックですが、また一喜一憂するそれぞれのサポーターの熱狂の情景も楽しく、とりわけ印象的だったのは埋め尽くされた観客席の色彩の豊かさでした。オリンピックの前夜祭などで派手なパフォーマンスがあるものの、何万という群衆が生み出すこれほどの華やかな色彩をかって観たことはありません。南米ブラジルで開催される大会ならではの明るさに満ちていました。
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さて、「楽しみ」というのではないのですが、観戦しながらしきりに思ったことは、「ボールを足で蹴るだけのことで人はなぜこれほど熱狂できるのだろうか」ということでした。
世界のトッププレーヤーのパフォーマンスのすばらしさ、4年に一度、歴史や伝統の重み、国の威信や愛国心などいろいろなファクターが重なった結果なのでしょうが、大部分の観客、スタンドの観客だけでなく世界中のTV観戦者にとって損にも得にもならないのに何故?
これに解答をだすのはそう簡単なことではありませんが、乱暴に言ってしまうとその理由は、人の行動や振る舞いは多くの場合理的な思考によってではなく感情で左右されるという「人間の性(サガ)」ではないでしょうか。
と考えてきてギョッとするのは「もしこれがボールでなく鉄砲だったら・・・」

集団的自衛権の案件をなんとか閣議決定に持ち込もうとする安倍政権の、机上の理屈に理屈の積み重ねにどれほどの意味があるのか疑問を持たざるを得ません。安倍首相は「実戦に持ち込むことはしない」、「きわめて限定的」などと本心を押し隠そうとしていますが、日本の戦力を活性化しようとする本音は隠しようもありません。戦争の匂いで経済を活性化しようという密かな下心があるのではと勘ぐってみたくもなります。
戦争はいつも、敵をつくり、疑心暗鬼を造成し、正義を振りかざし、愛国心を煽る為政者によって引き起こされます。そのきっかけは一発の銃声で十分です。そして、一旦銃の引き金が引かれてしまうと人々は熱狂し、若者は愛国心と憎悪にまみれて戦地へ向かうのです。

熱狂の対象はくれぐれもサッカーボール止まりにして欲しいものです。









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by LOVE-ALL-LIFE | 2014-06-25 13:02 | 時事・社会 | Comments(1)
Commented by skuna@docomo.ne.jp at 2014-06-27 23:15 x
えっとこちらのブログすごいびっくりして…

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