HAND & SOUL

積極的平和主義

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昨日、新聞の片隅に「ノーベル賞平和賞、憲法9条急浮上」という記事を発見して、うれしい衝撃をうけました。

ひとりの主婦の発案で、「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会というグループが受賞に向けて熱心に署名運動をしているといことをうっすら知っていましたが、「いいアイディアだな」「すばらしい夢だな」くらいに感じていていました。ところが夢は正夢になるかもしれないというのです。

記事によると、的中率の実績があるオスロ国際平和研究所(PRIO)が、2014年のノーベル平和賞予測で「憲法9条を保持する日本国民」がトップに躍り出たと報じているのです。また「中立や不可侵、平和主義につながる原則を掲げる憲法9条は、軍事的な紛争解決が多用される昨今において重要にもかかわらず、十分に光が当たっていない」とのPRIO所長のコメントも添えられています。(朝日新聞10月4日)

安倍首相が唱える「積極的平和主義」なるものに、ずーっと違和感をもってきました。
なぜなら彼は国家の安全と平和を維持するには仮想敵国からの侵略に対してそれ相応の軍備を蓄え力を保持する「積極的な」姿勢が必要と言います。
そしてこんなことは国際社会では当たり前のことで、このことを束縛する「9条」は変えなければならないとの思いのようです。
たしかにこれは常識なのでしょう。だって世界中の国がそういう発想をもっているからこそ、古今東西、地球上での紛争や戦争が絶えないわけですから。
当方の安倍さんへの違和感は、世界で唯一戦争はしないとの国是をもった国だからこそ主張できる「平和主義」があるはずだ。我が国の指導者にはそれを国連で、サミットで、堂々と主張して欲しい。それは「力」に頼る平和主義であるはずがないと言う気持ちです。

「憲法9条にノーベル平和賞を」はある意味で理想主義かもしれません。でも、いまわれわれが人類の財産としているものはすべて「理想」から生まれたものではないでしょうか。そしてそれはこの世の憎しみ、裏切り、偽りの総量を上回るに違いありません。
もしPRIOの予測が実現すれば、それは日本の子供たち、いや世界中の子供たちに「世界平和とは何か」を考えるまたとない教材を提供するという意味において、未来の世界平和への希望の光となるであろうと思うのです。

ところで、もし予測が実現すれば、安倍さんは日本国民の代表として授賞式にどんな面さげて出席するのかしらん。







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by LOVE-ALL-LIFE | 2014-10-05 13:13 | 時事・社会 | Comments(0)