HAND & SOUL

電気屋Nさんのこと

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電気が通じたことで、小屋にも明かりがともるようになりました。
毎週金曜日、土曜日、日曜日の朝から夕方までオープンする予定ですから、こんな暖かいムードの店の姿は、なかなかご覧頂けないかもしれません。
でもどうです? イイ感じでしょう?
ここだけの話、小屋のすぐわきに立っている自治会の防犯灯、こいつも内緒で蛍光管を「電球色」に交換しちゃおうと企んでいますが、マズいですかね?

小屋に電気を通してくれたのは市内在住のNさんです。
Nさんは(本人曰く)本当にいつも忙しい電気屋さんで、仕事をお願いしてもなかなか来てくれません。
時には半年以上待たされることもあります。
小柄で小太り、無精髭にクシャクシャ頭、ひどいポンコツに電気工事の材料工具を詰め込んで、忘れた頃にやってくるNさん。
意外にも Fourplay が好きで、来日の度に BLUE NOTE に出かけていったりします。

またNさんは、とんでもないお喋り好きでもあります。
現場でも仕事をせずに、もっぱらお喋り。 話題も豊富で、どんな内容でも必ず一家言あり。
これでは(請け負った)全ての現場を廻りきれるはずがありません。「忙しい」わけです。
そのせいでしょうか、Nさんにお願いした電気工事はいつも「ある朝、現場に来てみると終わってる・・・」。
一人で夜中に来て、配線工事してるんでしょうか?
まるでサンタクロースです。

そんないい加減だけど憎めず腕はいいNさん。
今回の小屋工事では隠された一面を見せてくれました。
それによると、本当は電気屋さんになるはじゃなかったらしいのです。

聞けばNさん、本当は宇宙飛行士になるはずでした。
しかし唯一「身長が足りない」という理由によってのみ、アストロノーツの夢を諦め、電気屋になったということです。

いつも気さくに仕事を一緒にしてきたNさんに、実はそんな壮大な過去があったとは、全く知りませんでした。
恐らく仕事仲間の他の職人さんも知らないと思います。
知っているのは僕と、小学校1年生になる僕の娘。 それとこのブログの読者だけです。
人は見かけによらないものです。

by Ken-Ken
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by love-all-life | 2009-03-20 21:53 | その他 | Comments(2)
Commented by nobu at 2009-03-21 09:17 x
へ~~、すごいなNさん。たしかに、身近にいる人に意外な物語があって驚くことがあります。オレはゲストをお招きして、その方のイメージで作ったうどんを食べつつお話を聞かせていただくイベントをしています。近所のおばあちゃん88歳をゲストに招いたとき、普通に畑仕事のお話を聞こうとしたら、波瀾万丈の生涯を淡々と語られてぶっとんでしまったことがあります。誰にでも語るべき人生があると、知らされました。
Commented by love-all-life at 2009-03-21 22:43
nobuさん:なかなか興味深いイベントを主催されているんですね。
たしかにそういうイベントをなさっていたら、人それぞれドラマティックな人生があることを感じられるでしょうね。