HAND & SOUL

2009年 06月 16日 ( 1 )

HAND & SOUL「モノ」がたり 10 <木の家>


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小割をカットし、バンドソーで屋根の勾配をつけ、絵具で着色しただけの、作品とも言えないようなこの小さな木の家が、いまやHAND & SOUL の定番商品です。

そもそもは友人が住んでいたシリコンバレーのアンチックショップですっごくかわいいアーリーアメリカンのミニハウスを見つけ、すっごく欲しかったけど、あまりに高い値段がついていたのであきらめて自分で作っちゃえとつくり始めました。
クリスマスデコレーションのオーナメントとしてツリーに下げたり、プレゼントの箱の山のあいだに添えものとして飾ったりしていました。
そのうち作品展の会場に小道具として置いていたら、よく「この家売らないのですか?」と聞かれ、「いや、そんなこともないですけど…」などと応対しているうちに、いつの間にか値段をつけて一人歩きしていました。

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人はなんで「家」に惹かれるのでしょうか。
西洋の家への憧れからでしょうか。小さなものをカワイイと感じる日本人特有の感情からでしょうか。
女の子が、自分の想いをいかようにも感情移入できる、人の代替品として人形を愛玩するように「家」には、その人なりの暮らしのイメージを投影できる対象としてのシンボル的意味があるのでしょうか。
なんでこんなちっぽけな木の家に… と謎解きをしながら、ひとつひとつ、窓枠のマスキングからはみ出た絵具を版下筆で修正したり、できあがった家の絵具をサンダーでこすったりして、ピカピカつるつるの工業製品のオモチャのようににならように細かいところに結構こだわります。
ちょっと見には失敗作のように見えなくもないですが、「へたうま」という「美」もあるのだよと密かに思っているのですが…。

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木製「家」 1個 ¥1,000〜¥2,000
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by love-all-life | 2009-06-16 21:00 | 「モノ」がたり | Comments(4)