HAND & SOUL

2009年 10月 20日 ( 1 )

GIFT FROM THE SEA


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「海岸をぶらぶら歩くと、空缶やガラス瓶のかけらやちぎれた海藻や流木などが波に打ち上げられて散らばっています。それらは、まあ言ってみれば海岸を汚く見せているゴミなわけですが、立ち止まってよく見ると、かってそれらが持っていた本来の役割をはなれて、ひとつひとつが新しい姿を見せ始めています。
波や風や太陽の光が,長い時間をかけてゆっくりと、少しづつ、色やカタチや質感に変化を加え、新しい個性を与えはじめているのを発見します。
岩は丸い小石となり、廃材もきれいな木目を見せる流木となっています。アルミ缶やビール壜のような、かっては工業製品として画一だったものさえ、割られ、つぶされ、どれひとつとして同じ形のものはなく、波と砂のヤスリにかけられて、やさしい表情をもちはじめています。

人類が発展させた科学技術は、何事も「より速く、より効率よく」を可能にし、結果として物質的豊かさを実現しますが、一方で心の満たされない思いや、ストレスを生み出しています。この対極にあるのが自然の営みです。決して急がないし、近回りをしません。この自然のリズムによって造形を施された漂着物の姿にわれわれが安らぎの感情や、ほっとした気持ちを抱くのは、私たち「人間も自然」であるからに違いありません。

漂着物たちは自分たちを捨て去った人間にどんな思いをもっているのでしょう。そしてかれらをやさしく受け入れてくれた自然に何を見たのでしょうか。
自然のゆったりとした、しかも決して休むことのない確実な営みによって新しい生命をあたえられた『海からの贈り物』たちのメッセージに耳をかたむけてみませんか。」

いま柏崎市立博物館で開催されている「漂着物アートの冒険」展に参加しているジイジが寄せたメッセージです。

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柏崎はジイジが新潟在住時代にしばしば流木などを拾いに行ったり、市民の漂着物アートの審査をお手伝いしたりとご縁があって、今回5人の漂着物を素材に造形活動をするアーチストのひとりとして声をかけていただきました。
後ろ髪を引かれるような気持ちで新潟から引上げてきたジイジは、何かきっかけさえあればすぐに新潟に飛んでいきます。
今回も日本海と太平洋の流木合わせて60点ほどのお魚を展示しました。会場の展示風景を撮ってくるのを忘れてしまいましたが、作品の一部をご覧ください。

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10月17日から11月23日まで
もう少し詳しくは「柏崎市立博物館イベント情報」でどうぞ。 
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by love-all-life | 2009-10-20 12:04 | 「モノ」がたり | Comments(2)