HAND & SOUL

2010年 02月 04日 ( 1 )

立春




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朝はふとんから出るのに何度も決心をしなければならないほどの寒さでした。
立春の朝はいつも「えッ、もう立春」って言っているような気がします。

今朝の「天声人語を」もたくさんのウンチクを傾けて春を待ちわびる文を綴っていました。
その文の締めくくりの部分で、氷が溶けたら何になる?というテストで「春になる」と答えた子の話が紹介されていました。
これ、実はジイジも大学にいたころ毎年学生に同じ質問をしていました。えッ、大学生に、と思われるかもしれませんが、べつに科学の話でも,とんち話でもありません。デザインとは何かの話なのです。

Q.「氷が溶けると何になる?」
A.「水になります」
Q.「他に?」
A.「???」
Q.「他にないの?」
A.「・・・・」
Q.「何でもいいから言ってごらん」
A.「・・・春になります」
Q.「よろしい!」
こんなやりとりがあります。

こちらの言いたいことは、デザインの世界にはたった一つの「正しい答え」なんかない、たくさんの答えのなから「よい答え」を探すのがデザインするということなんだ、さらに言うとその答えが「人のこころを動かす答え」であって欲しいということなのです。
「よい」の中身は「使いやすい」「美しい」「もっていると心がなごむ」「いつまでも一緒にいたい」そして「環境にやさしい」などが含まれます。


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考えてみると「正しい答え」より「よい答え」「こころに触れる答え」というのは、なにもデザインの世界だけのものではないと思えます。
「正しい」「正しくない」でものごとを律すると、とかくギクシャクした状況が生まれます。その最たるものが戦争です。古今東西どんな戦争も「正義」と「正義」が譲り合わないで起るのです。

世の中、「いいねェ」「これ美しいでしょ」で律したら、もっと平和で心地よくなると思うのですが・・・。
近頃の文科省の顔、そっちに向いているとは思えませんねェ。
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by love-all-life | 2010-02-04 17:25 | 文芸・アート | Comments(3)