HAND & SOUL

2010年 03月 25日 ( 1 )

情報化世界

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Googleが中国から撤退するというニュースが驚天動地のできごとのように感じられたのは、情報化社会では一企業が国家と対峙するという構図です。
いまどき巨大市場である中国から企業が撤退を決断するのは余程のことのはずですが、Googleは情報の自由に社運をかけたのか、それともビジネス上の計算なのか・・・、情報が自由に行き交うことが中国政府にとってどれほど具合の悪いことなのか・・・、本当のところはよく分かりません。でも前世紀に国運を分けたのが「オイル」だったのに21世紀は「情報」かと、世の中が変わったんだなぁということはアナログ人間のジイジにもひしひしと伝わってきます。

つい先日のNHKスペシャル「激震 マスメディア〜テレビ・新聞の未来〜」を見たら、いまや若者たちにとってニュースはインターネットから得るものであって、もはやテレビや新聞を情報源とは考えていないことをアメリカの実情と数字をあげて示していました。
番組のなかでマスメディア側の経営者とネット側の若い経営者、ネット評論家、有識者などが討論していましたが、ネット側の発言が元気がよいのに比べてメディア側の発言がいまいち歯切れの悪いのを聞きながら、かってテレビが台頭してきた頃、テレビの影響で本が読まれなくなったことを嘆いて社会評論家の大宅壮一が「一億総白痴化」などと喝破していたことが思い出され、昔は負け戦をしている側ももうちょっと元気だったなぁなどと懐かしく感じたりしました。
討論のなかで若いネット経営者が、今の若者はマスメディアが支配する国とは「別の国に住んでいる」と言ったのは、ネットサービスと国家が対等に争う現実とどこか呼応しているようで、なるほどと思った反面少し不気味でもありました。
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by love-all-life | 2010-03-25 10:33 | 時事・社会 | Comments(0)