HAND & SOUL

2011年 07月 31日 ( 1 )

730鎌倉大線香花火大会 報告

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7月30日、鎌倉大線香花火大会当日、前々日来の記録的な大雨で新潟・福島地方では、河川の氾濫、土砂崩れで多くの行方不明者や死者まで出し、テレビでは各地での引き続きの厳重な警戒を呼びかけていました。
鎌倉の空模様は時々小雨がパラつくものの、日中には晴れ間も出て、まぁなんとか開催できるのかなと思いきや、夕方になって雨はだんだん本降りとなってきました。
これじゃ中止かなとネットで調べてみたら、「よほどの危険を感じる豪雨などでない限り、鎮魂読経は致します。来場は各自の判断でお願いします。」と、市民の自主参加によって成り立つイベントらしいコメントが出ています。
まぁ、とにかく様子だけでも見ておこうと8時過ぎに由比ケ浜海岸に向かいました。

海岸通りの134号線の信号には、雨の中、このイベントに賛同していた人力車組合のリキシャマンと思しき、菅笠姿の若者が交通整理に立っています。「大変だね、今夜やるの?」と聞くと「ヤリマス!」と元気な声が返ってきました。

海岸に下りると、雨とはいえ夏の週末、ビーチハウスの中だけは明るく賑やいがあるものの、暗く沈んだ砂浜に二つのかがり火に照らし出されたたくさんの傘の群れがあります。1,000人もいるでしょうか(主催者側では3,000人としています)。大半は若者、そして家族づれ、結構な数の外人。人と傘の円陣の中心から読経の声が聞こえます。これもイベントの趣旨に共感した鎌倉のお坊さんたちの鎮魂のお経です。

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傘を打つ雨、かがり火、遠くの雷と稲妻の光、ビーチパラソルを屋根に読経するお坊さん。読経が終る頃に雨が小やみになり、それぞれが持ちよった線香花火に着火すると、さざ波のような感嘆の声が広がります。大げさな声や音はありません。
線香花火大会という世にも珍しいアイディアが生み出した世にも不思議な光景です。しかしここに集うほとんどすべての人が悪天候をおして自由意志で参加し、それぞれの役割を受け持っていることを思うと、とてもすてきな鎮魂のカタチにと感じられました。

翌日(今日)ネットで再チェックしてみたら、朝スタッフがビーチクリーンに行ったら、ほとんどゴミは落ちてなかったと、ちょっと誇らしげに報告していました。
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by love-all-life | 2011-07-31 21:11 | 時事・社会 | Comments(0)