HAND & SOUL

2012年 09月 02日 ( 1 )

久しぶりの「カマクラある記」

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もう9月というのに果てしなく続く盛夏並の暑さ。いい加減にケジメをつけて欲しいとの気持で、8月一杯続けていた朝のラジオ体操を、今日から朝の散歩に切り替えることにしました。久しぶりのカマクラある記です。
由比ケ浜海岸まで約30分、隣り合う由比ケ浜と材木座の浜辺をぶらりぶらりと往復して小1時間、帰路30分と2時間の散歩です。
用事で一二度車で海岸線を通ったことがあるものの、考えてみると今シーズンは一度も海岸へ来ませんでした。以前は半ば義務感のように「夏となれば海」だったのが、さしたる理由もなく海なしで夏が終わってしまうとは、ついついやはりこれも歳か、となってしまいます。いやいや海は若者だけのものではない公共のものなのだから、歳は歳なりの海への接し方というものがあるはずだ。どんな? そういえば「老人と海」なんていう関係が思い浮かびますが、ハゼ1匹釣ったことがない当方には無縁な世界だし、気だてのいい柴犬でも連れて浜辺の散歩なんていうのも悪くないが、万一水を怖がる神経質なヤツがきた日には始末がわるいし、波の静かな浅瀬に仰向けにプカリと浮かんで雲でも愛でる図が歳相応ではないか・・・などと取り留めなく思い巡らせながら、カメラ片手に、パチり、ぶらり、パチり、ぶらり。うん、これでいいのだ。これこそ歳相応というものではないかと自分に言い聞かせます。


日差しが強いとはいえ9月の朝となると、景色全体が薄い紫色のフィルターをかけたような落ち着きを感じます。深い青空に珍しいくらいの大入道雲、澄んだ水、ゴミのない浜辺。真夏の焼け付くような雑踏とはまるで違った早秋の海です。
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朝7時の海岸はまだ海水浴客もまばら。浜辺に並ぶ海の家も日焼けで疲れ切ったような様子で、ぼつぼつと撤去を始めたビーチハウスもあり、これからの日中の混雑を控えてすべてが静かでどこか寂しげです。

鎌倉の海岸浴場というと、昔(われわれが若かった50年ほど前)は、パラソルを立てるスキもないほどの混雑と、泳いでいる自分の手が見ないほどの透明度の低い海水だったにもかかわらず、人々はそういうことには一切構わず大挙して群がってってきたものでした。
あの頃に比べるといまの鎌倉は幾分リゾートらしい体裁を整えたと言えましょう。
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ところで今回びっくりしたのは海岸が一様にエスニック調に様変わりしていることでした。ヨシズに代わってヤシの葉を屋根に葺いたビーチハウスが目につくようになったのはここ数年の傾向ですが、やたらにタイカレーやインドネシア料理のメニュが目につくし、SINGHAというタイビールの広告塔やパラソルが立ち並び、エっ、こことはどこ?と言いたくなるほどです。
昔、コート・ダ・ジュール、いま、プーケット。「西欧からアジアへ」の流れがこんな風になるわけか。
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by love-all-life | 2012-09-02 01:14 | カマクラある記 | Comments(0)