HAND & SOUL

2012年 11月 11日 ( 1 )

カマクラある記 11 <小さな秋>

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最後の紅葉狩りは、中越の津南から秋山郷を分け入り奥志賀へ抜ける山林道のドライブでした。全山が錦の秋山郷を抜けて長野県との境をまたぐと、彩度が一段と高まった奥志賀の真紅に息を呑んだものでした。5年前のことです。

新潟から鎌倉に帰って、近辺の木々の色の変化に日々触れているせいか、改まって紅葉狩りに行こうという気も起こりませんでした。
以前このブログで触れましたが、鎌倉の秋は「この色を見よ」というようないわゆる紅葉狩りができる特定のスポットがあるわけではなく、あちこちの社寺の境内や路地の垣根越しに散見する紅葉樹や、枝に残った柿や、路端のひな菊や秋の紫色の花々などが秋の風情を演出するといった、こじんまりした秋です。
今年は台風の塩害などで紅葉の前に葉を落とした木も多く、鎌倉に紅葉だけを目当てに来たのでは期待はずれとなるかもしれませんが、受け身にただ眺めるだけではなく、少し感性を動員して自分なりの「鎌倉の秋」を発見しようとすれば成果は少なくありません。

今朝、しばらくぶりにバアバと朝の散歩をしました。HAND & SOULの裏の山を登り、鎌倉時代からの鎌倉への数少ない進入路のひとつであった化粧坂(その昔、合戦で討ち取った敵武将の首を洗ったのでこの名があるとされます)を反対側へ下り、花の寺として知られる扇が谷の海蔵寺へ寄り、踵を返して北条政子のお墓がある寿福寺の裏山を超えて源氏山公園から帰ってくるという道順でした。
距離にして2キロ半ほどですが、2時間ほどかけて、一枚の落ち葉に全山紅葉の景観を見立てたり、名も知らぬ木の実をかじってみたり、初めての細い路地に入ったりと、幼児の道草のような散歩でした。

今朝見つけた小さな秋の鎌倉です。匂いや、冷気はお届けできませんが、ま、ご覧ください。
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by love-all-life | 2012-11-11 21:30 | カマクラある記 | Comments(0)