HAND & SOUL

カテゴリ:自然( 16 )

灯台もと暗し

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生き物にとって豊かな環境というのは、例えばアフリカの奥地とかアマゾン流域とかグレイトバリアリーフとか、どこか遠くに行けば行くほどスゴイ環境があるように思い込みがちですが、なんと日本の近海がオーストラリアを抑えて海の生物の多様性が世界で一番豊かだと報道されました。それも三浦半島近海がとくに豊かと聞いて、エーッすぐ目の前じゃんと、なんだかポカンとしていいいのかキャーッと狂喜していいのか気持がうまくまとまりません。
(観音崎)灯台もと暗しとはこのことです。



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海岸で流木などを拾い集めるようになって20年ほど経ちます。こちらが目にするのは海中ではなくもっぱら岸辺ですが、以前暮らしたことがある日本海沿岸に比べて三浦半島の漂着物はかなり見劣りするねとぼやいていたものです。でも考えてみれば漂着物というのはいわば御用済みの廃物ばかり、命ある現役たちはまだ海中でしっかりと生息しているというわけなんだと納得しました。

若い頃、葉山でシュノーケルを口にくわえてポチャポチャと水深1メートルほどの岩場で海中探索の真似事をしたときに眼にした幻想的な視覚世界は今も記憶に鮮やかに残っていますが、あれが世界一の景観の一端だったとは、新たな感慨が湧いてこようというものです。

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それにしても海中の世界というのは何とたくさんの奇想天外な命を育んでいるところでしょうか。そしてそれぞれの命がそれぞれの形で究極の合理性をもっているというのですから、どんな無神論者もスーパーパワーの存在を感じないわけにはいきません。
100歳を過ぎた、かのレニ・リーフェンシュタールが彼女の最後の活動の場を海中に求めたのも「神」に近づこうとしたからではないでしょうか。

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もしこの世で神さまに会えるとしたら、最も手近な手段は水中メガネをかけて息を止めて海面に顔を浸けた瞬間かもしれませんね。
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by love-all-life | 2010-08-06 20:24 | 自然 | Comments(0)

ラナンキュラス

小学2年の孫娘E子は算数がちょっと苦手です。2年末期なのに二桁の足し算をこっそり後ろ手で指を使って計算したりしていますが、なぜか草花や昆虫のこととなるとすごくくわしいのです。

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先日、人からいただいた立派な生花を見て「あッ、ナランキュラス!」と言い当てました。さらに「ラナンキュラスの花びらは130枚あるのよ」と言って、まわりの大人を驚かせます。「そんなにあるはずないじゃない」「いや、100枚くらいあるって聞いたことがある」など、いろんな意見が出て、「それじゃ花が枯れたら数えてみましょうね」ということになりました。

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今朝起きたら、E子がゆうべ萎れて落ちた一輪の花びらを一枚一枚ばらしてテーブルに並べています。数えてみたら何と250枚、まだ芯には小さな花びららしきものがくっついているではありませんか。
家族一同食卓を囲んで、「へェーッ」「すごーい」「それにしても、なんでこんなに沢山の花びらが必要なんだろう?」「きっと寒がりなんだね」「いや、立派に見せるためなんだ」「ラナンキュラスってえらいね」などと、春めいた朝にふさわしい会話になりました。

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自然には不思議なことがいっぱいあっていつも驚かされますが、それにはどれもちゃんとした理由があることを知って再び驚きます。
ラナンキュラスの花びらの謎にもきっとそれなりの理由があるに違いありません。E子が近いいつの日か謎解きをしてくれることを楽しみにしています。
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by love-all-life | 2010-01-28 18:16 | 自然 | Comments(2)

バード+リス ウォッチング 2

前回のブログ、写真が小さくてよくわからないという声があったので、もうちょっとアップで・・・

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by love-all-life | 2010-01-22 09:05 | 自然 | Comments(0)

バード+リス ウォッチング

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このところお店を開けない日はバードウォッチングを楽しんでます、と言うと優雅なようですが、本当のところはHAND & SOUL製作のBIRD FEEDERにもちゃんと小鳥たちがやって来ますよという確証を得るための調査実施中というところです。

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2階の寝室の窓の外の枝にハンギング型のエサ台とリンゴを下げておいて、部屋の中にカメラを備えて小鳥の出現を待つのです。この方法だとまず確実に小鳥などの姿をキャッチできることがわかりました。
エサ台には穀類やパン屑。リンゴは去年のお歳暮にいただいたとても甘い立派なリンゴなので、芯の部分だけを切って手づくりの台に刺して枝から吊っておきます。実の部分は当然人間さま用ですが、家人は「リスのお余りね」と言いいながら形の悪いリンゴの切り身を食べます。

光線の都合で10時頃からウォッチングを始めます。

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ここ何日かの観察では、まずスズメかシジュウガラがエサ台にやってきます。
シジュウガラは1羽か2羽、スズメはグループでやってきて争うように食べちらかします。そのうちに小鳥がサッと飛び去ったと思うとヒヨドリがやってきます。ヒヨドリの目標はリンゴです。1羽がきてリンゴを独り占めしますが、それも家の近くに住み着いているタイワンリスがやって来るまでです。
リンゴはリスが食べずらいように下げてあるのですが、彼は獲物にありつく方法を苦労しながら必ず見つけ出します。
ヒヨドリはリスが来ても逃げ去ってしまわないで、リスが食べ飽きるのを辛抱強く待ちます。

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と、こんな風にウォッチングしていると、アッと言う間に2時間くらいが経ってしまいます。
こちらだってそういつまでも付き合っていられないので、その後どんなシーンが見られるか後ろ髪を引かれる思いで観察を切り上げます。
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by love-all-life | 2010-01-21 14:32 | 自然 | Comments(1)

Bird Waiting

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先のブログでHAND & SOULの手づくりの小鳥のエサ台を取上げたましたが、さっそく狭い庭ではありますが3カ所ほどに異なったエサ台をとりつけて小鳥たちの出現を待ちわびています。
エサはペットショップで買って来た小鳥のエサでヒエやアワのような細かい穀類と、ハトのエサとして売られているトウモロコシなど荒い穀類が混ざったエサです。

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鳥の姿はときどき見かけるし、エサ台を覗いてみると少しエサが減っていますが、なかなかこちらが想い描くような情景にはなってくれません。
鳥たちが安心して食事できる場として認知されるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
と、長期戦を覚悟した昨日の朝、朝食の残ったクロワッサンのくずをエサ台に入れておいたら30分もたたないうちにスズメが10羽ほど群がってエサをついばんでいるではありませんか。急いで写真を撮ろうとしたのですがサッと飛び立って、あとには前から置いてあった穀類だけが残っていました。これは一体どういうことなのだ。スズメが進化したのかそれとも堕落したのか、時代の流れと言うべきか、近頃のスズメは穀類よりクロワッサンをお好みのようなのです。

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今朝もパン屑(クロワッサンではありませんでしたが)をおいてしばらく経って見たら、ほとんどなくなっていました。ただしその直前にエサ台のそばをカラスやリスや猫もうろついていたので、果たして犯人は誰(?)か判然としません。真相究明をするにはどれほどの時間と忍耐力がいるのか・・・ウエイティングじゃなくて、早くウォッチングをしたいものです。
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始めたばかりですが、いままで見えなかった世界が見えてきたり、見えてた世界が違って見えたり、ミステリーがあったりと、エサ台ひとつ、バカになりません。
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by love-all-life | 2009-12-19 18:11 | 自然 | Comments(0)

羽化

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昨日の夕方,自転車の車輪のリブにしがみついて羽化を始めたアブラゼミを孫が発見。
自転車が動かせないので、小枝に移して家のサンルームに下げておいてみました。

夏休みの自由研究のテーマに悩んでいた小学生の孫には、まさに「飛んで(?)火に入る夏の虫」。
家族の衆目のなか、セミは緑色とベージュの不思議な濡れた物体から、それはそれはゆっくりと羽化していきました。
セミは微動だにしませんが、それは大げさな動きを一切しないですべてを表現する名優の演技のようでもあり、
黎明の空に朝焼けの雲が広がっていく情景を見るようでもありました。



金子みすゞの詩が思い出されました。


蜂は花のなかに

花は庭のなかに

庭は土塀のなかに

土塀は町のなかに

町は日本のなかに

日本は世界のなかに

世界は神のなかに

そして そして

神は蜂のなかに

      

孫は、ジイジのデジカメで撮影しながら定点観察はじめたのはよかったのですが、
やはり小学4年生、接写の仕方を教えてなかったので、残念ながら羽化の初期段階の撮影はことごとく失敗。

それでもルネ・ラリックも脱帽の自然の技の一端を感じていただけるのではないでしょうか。

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by love-all-life | 2009-07-24 18:39 | 自然 | Comments(2)