HAND & SOUL

カテゴリ:「モノ」がたり( 136 )

HAND & SOUL「モノ」がたり (119) 「マララ・チェアー」

春のHAND & SOUL展の準備に追われて、ブログの更新が年をまたいで滞っています。時々ブログを訪れてくれる方々には本当に申し訳ないと思っています。同時進行で物事を進めることに困難を感じる・・・これもナントカのせいでしょう。
いずれにせよ、このまま放っておくわけにはいかないので、展覧会の準備がらみの話題をひとつ。

ジイジは大分前からエンジェル・チェアーのシリーズをつくっています。これは幼稚園の椅子の寸法をそっくりいただいて、背の部分を文字にしたり色々なモチーフを板でつくったりして遊ぶシリーズです。HAND & SOULのショップカードも朝日のパターンをあしらったエンジェル・チェアーのデザインになっています。

e0153357_09085331.jpeg





話は変わりますが、昨年のノーベル賞平和賞に輝いたマララ・ユスフザイさんの受賞は一群のイスラム過激派を除いて世界中が喝采を送りました。事前には70年間非戦を固持し続けた日本国民の平和賞受賞がささやかれていて、ひそかに期待していましたが、マララさんの受賞にはすっきりと拍手することができました。
身の回りに起った変化として、中学1年の孫娘が強い関心を持ったことです。受賞翌日マララさんのことが教室で話題になり、その話題を知らない子もいたりしたようですが、自分がそのとこに発言ができたことを自慢げに話していました。クリスマスのプレゼントに英文の「I am Malala」を送られ、一瞬喜びと同時に、「読めるかしら?」と戸惑ったようようでしたが、ページを覗いて、書かれた文章が意外とやさしい英語だったので、チャレンジすると宣言しました。

ONLY ONE CHILD,
ONE TEACHER,
ONE BOOK,
ONE PEN CAN CHANGE THE WORLD.

なんと短く、なんと易しく、なんと力強い言葉でしょう。このマララさんの国連でのスピーチは、ひとりの日本の中学生の心をとらえました。

そんなことがあって、マララさんとエンジェル・チェアーがジイジの頭の中でショートしました。
そうだ「マララ・チェアー」をつくってみよう。
ジイジの机上のプランを横から見たバアバが、「銃弾の痕は、ちょっとおふざけが過ぎない?」。
「そうかなぁ・・・」とジイジ。「ま、つくってみて。最後に決めよう」ということで、
目下UNDER CONSTRUCTIONです。
e0153357_09093252.jpg

[PR]
by love-all-life | 2015-01-12 09:13 | 「モノ」がたり | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり (118) 「50年目の金メダル」

e0153357_09101204.jpg








近頃「50年目」がよく話題となります。言うまでもなく今年が第一回東京オリンピックから50年目だからで、それに関連して新幹線がスタートして50年とか、首都高速が50年目など、都市としての東京がオリンピックを契機にどれほど様変わりしたかをマスコミが取り上げています。

50年といえばかっては人の一生の長さだとされましたが、今では50歳はまだ若手のうちで、寿命のたんなるの通過点にしかすぎないというありがたい世の中です。
実はそのありがたい「50年目」をジイジ・バアバが手を携えて通過することを、人さまからプレゼントをいただいて改めて気づきました。
HAND & SOULを始めて以来親しくしていただいているNさんAさんMさんから「Happy Golden Wedding Anniversary!」なるブックレットをプレゼントにいただいたのです。
以前私たち二人が何10年と溜め込んで捨てられないジャンクを納めた古い旅行カバンをN・A・Mさん(一緒くたにしてごめんなさい)に開陳して見せたことがありましたが、それらを撮影してかわいい一冊のブックレットにまとめてくれたのです。
ページに収められているのは、どれも昔のいつの時点かに私たちの心を捉えた忘れがたい途中駅のようなものであり、いまのモノづくりの栄養素ともなったモノたちなのです。ま、ご覧ください。
e0153357_09160791.jpg
e0153357_09163593.jpg
e0153357_09165834.jpg
e0153357_09171481.jpg
改めてみると、われながらなんと幼稚、なんと外国かぶれ、なんと安っぽいの感が拭えません。だからいままで人の目に晒すのは避けて仕舞い込んでいたのでした。
しかしそれらは、子どもの頃、戦争末期にB29からの焼夷弾投下の中を逃げ惑い、戦後のひりつくようなひもじさを体験した焼け跡世代が、復興期にそれまでの埋め合わせようにガツガツ食べたと同様に心の飢えを満たした栄養源あり、私たちの SOULの一角を成しているモノたちなのです。
クラマタ・シローも田中一光もイッセイ・ミヤケもきっと同じような軌跡を辿ったはずです。もちろんその結果としてのアウトプットの質は別として・・・。

いつのまにか人生の伴走者として集まって来たこれらのモノたちが、いまゴールに近づいた私たちに投げかけるメッセージは「老いたから遊べなくなるのではない、遊ばないから老いるのだ」いというあのバーナード・ショウじいさんの叱咤激励であるかのようです。

PHOTO : NAKAGAWA NORIKO





More
[PR]
by LOVE-ALL-LIFE | 2014-10-31 09:19 | 「モノ」がたり | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり (117) 「バアバの流木人形」

バアバが流木のお人形をつくりました。これまでにも随分たくさんの流木人形をつくってきたバアバですが、今回は南海の楽園から流れ着いたネイティブ・ピープルのような面々です。


e0153357_17405912.jpg

























流木拾いも長年やっていると、どんな流木がどの辺にあるかおおよそ見当がつくようになります。だいたいは波頭が寄せては返す当たりに、ありとあらゆるゴミや漂着物と一緒になって集まります。大物は海が荒れた後に高波が押し寄せて返す地点のあたりにデーンと転がっていますが、残念ながらこういうものはわれわれにはとても重くて手がでません。
バアバが人形に使う流木は、小枝のかけらのような流木で、波打ち際から離れた砂浜で干からびたように散らかって落ちています。だからゴミとかクズとか言ってしまうのですが、バアバはそういう言い方をするとすごく怒ります。
どれもひとつひとつ命の痕跡を残す自然の造形物なのに「失礼じゃないか」という思いがあるからでしょう。
山ほどの流木を集めても、いざ使うとなると役に立つものはほんの少々です。しかし別の時には別の少々を血眼になって探すことになるのです。ですからどんなクズのような流木片も、いつレアメタルのような貴重品に変身するかわからないのです。

e0153357_17415591.jpg







人はよくお落ちているものを拾って「安上がりでいいね」と言います。われわれに言わせれば「とんでもない!」です。
どんな収穫があるかなんの保証もなく、3時間4時間と車で遠乗りして海辺まで行き(近くの鎌倉の海岸にも流木は流れ着きますが、すぐに清掃されてしまいます)、軍手にズタ袋を背負って、海岸をバタ屋よろしくほっつき歩き、ときには見知らぬ人に「ご苦労さん」などと哀れみっぽい声をかけられ、シワシワの皮膚は潮風と日に焼かれてさらにシワシワシワとなり、なにやら流木の趣のようになりながらの悪戦苦闘なのです。
それでもその都度一期一会の喜びや驚きをかみしめるという報酬を手にするので、「一度やったらヤメられない」わけで、これはもうほとんどお乞食さんです。

バアバにとって流木人形つくりは、そうして手にした流木との戯れでもあり、打ち捨てられた命の痕跡に再び命を吹き込む崇高な儀式でもあるようです。








[PR]
by LOVE-ALL-LIFE | 2014-09-26 17:44 | 「モノ」がたり | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり(116) 「あれは、こんなでした」

e0153357_11141692.jpg












半年前の話になりますが、青山でのHAND & SOUL展開催中のある日、カメラを手にしたカッコいい女性が現れて、「カメラマンの石黒美穂子です」と名乗られ、「展覧会のパノラマ映像を撮りませんか」と声をかけられました。
「・・・パノラマ映像ですか?」と口ごもっていると、「パノラマカメラで展示の様子を360度ぐるりと撮って、後で自由自在に観ることができるんです」という説明。なにせハイテクとなるとハナからダメと思い込んでいるジイジですので「・・・じゃ・・お願いします・・・」となりました。

熱心に撮影して帰られて半年。昨日メールで「遅くなりましたが、パノラマ写真ができました」と360度映像なるものが送られてきました。
「どんなものができるのかなぁ」と期待を込めておおよその想像はしていたのですが、出来上がったものは、期待をはるかに上回る面白さ、懐かしさ、楽しさでした。
展覧会場をぐるぐる回って見たり、ふわっと浮き上がって見たり、でんぐり返しで見たり、寄って見たり、離れて見たり、魚の目で見たり、鳥の目で見たりとまことに不思議な空間体験です。

近頃のバーチャルな映像に慣れた若者にとっては驚くほどのものではないかもしれませんが、個々の作品を(一応)丹精込めてつくり、あーでもない、こーでもないと展示した空間は、もうこの世に存在しいないわけで、作者としてこんな風に追体験できることは嬉しいかぎりであるばかりでなく、「残念だけど行けなかったよ」と連絡をくれた知人・友人に、「あれは、こんなでした」と報告できるのはありがたいことです。

で、「あれは、こんなでした」。

石黒さん、ありがとうございました。









[PR]
by LOVE-ALL-LIFE | 2014-09-11 17:57 | 「モノ」がたり | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり(115) 「コルク栓で遊ぶ」

e0153357_08594286.jpg








金曜日のHAND & SOULでアート本やチルドレンブックなどのミニBOOK SHOPをしていただいているNさんからのお勧めでワークショップをやることになりました。
お相手はNさんのお仲間、場所はJR川口駅近くの小ぢんまりしたカフェ&レストラン。
発端は、HAND & SOULに展示してあるワインのコルク栓を利用したリースをNさんが見て、お知り合いのカフェ&レストランにコルク栓ならたっぷりあるから、それでワークショップをしませんかというお誘いでした。

ワークショップの当日「寅さん」よろしく材料や道具一式をかばんに詰め込んで会場に行ってみると生徒さんは8人。
いずれもモノづくりになみなみならぬ興味と経験の持ち主らしき面々に、これはいい加減なことはできないぞと、いささか緊張。

e0153357_08521168.jpg
作業は、ボール紙の台紙にコルク栓を輪状に貼りつけてリースのベースとし、松ぼっくりやドングリ、唐辛子、貝殻など身近の自然素材を、グルーガン(接着用器具)などで、思い思いの工夫をこらして貼付けて行くのです。
20個ほどのコルク栓で輪を作るのにコルクをひとつづつ削る作業が意外と手間取りましたが、8人8様のリースを仕上げることができました。

e0153357_08530107.jpg

















予定の2時間を大分オーバーしてしまったので、もうひとつ用意していたコルクの魚はやめようかと思ったのですが、みんなの「やるー!」という声に励まされて頑張りました。
こちらは、一個のコルク栓に目と尾ひれをつけてお魚をつくる作業です。目玉は裁縫の待ち針の頭を白く塗り、フェルトペンで黒目を入れます。尾ひれは薄いブリキ板をカットしてコルクに差し込むと不思議とどれも魚に変身するのです。コルク栓が意外と短時間でかすかにワインの残り香をまとったお魚に仕上るので生徒さんたちには好評でした。

e0153357_09334209.jpg









人間の本質はモノをつくる動物であるとして「ホモ・ファーベル(作る人)」と呼んだのはフランスの哲学者ベルグソンですが、モノづくりをしている人の表情は、夏休みの自由工作に取り組む小学生も、人間国宝のマイスターも一様に幸せに満ちた充実感を現します。
今回のワークショップの面々にも幸せそうな達成感を看取ったような気がしたのは、手前勝手な思い過ごしかな。



















[PR]
by LOVE-ALL-LIFE | 2014-09-03 08:55 | 「モノ」がたり | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり(114) 「モノづくりは絆づくり」



大阪のTさんという女性からお電話で、「HAND & SOULの人形が欲しいのですが、いま療養中でお店に行くことができないので送っもらえないだろうか」というリクエストがありました。
いま手持ちのものがありませんが、いずれ新しいものをつくるので、要望をお聞きしますと答えを返すと、メールで写真が送られてきました。

e0153357_21114286.jpg






それは去年3月の青山の個展のDMに使ったバアバの流木人形のひとつでした。どうして東京での個展のDMを大阪のTさんが持っていたのか聞きそびれましたが、同じものにはなりませんが極力それに近いものをつくりますとお答えし、ご了解を得ました。

e0153357_21123231.jpg



























幸い以前使った布が残っていたので、ほぼ同じものが出来上がりました。写真を撮ってメールしたら、Tさんから「大満足!」とのお返事。

お相手の方が療養中ということで、バアバはさらに人形用の小さなバッグをつくり足し、中にお見舞いのメッセージと庭のナンテンの実を入れました。
それを見ていたジイジが、「このバッグの大きさ、5円玉を入れるのにちょうどいいねと、近くの銭洗弁天へ行って、手持ちの5円玉を洗い「幸運にご縁がありますよに」とバッグに入れ足しました。ちょっとおせっかいかなと思いましたが、Tさんから早速「嬉しくってたまりません、ありがとうございました。」とご連絡をいただいて、ホっ。

e0153357_21130729.jpg












バアバはいつもプラスαのものづくりが好きです。そしてジイジはちょっとしたオセッカイが好きです。
その分だけお相手との繋がりが強くなると感じられるからです。
だってわたしたちはHAND & SOULなんですから。




[PR]
by LOVE-ALL-LIFE | 2014-08-18 21:18 | 「モノ」がたり | Comments(1)

HAND & SOUL「モノ」がたり(113) 「グランマの手作り人形」

e0153357_15393404.jpg












アトリエ・ショップと称してジイジとバアバが作品を置いている小屋・HAND & SOUL の名前の由来は,バアバこと内藤三重子が毎年彼女の手作り家具や人形の作品展を「HAND & SOUL」のタイトルでやってきたので、それを引き継いだからなのです。
来店したお客さんから「私もこういうステキなもの作ってみたいけど、ワークショップなんかやらないのですか?」と何度も言われていますが彼女はいままで断ってきました。
それは「私のつくるものは私だけのもので、それをマネしてつくることは可能としても、それじゃつまらないでしょ」というのと、「私のつくるものを『ステキ』と感じてくれたとして、その同じ『ステキ』をどのように生み出すかは教えられるものではないの」という理由からです。
世の中にいわゆる「HOW TO」スクールや「HOW TO」ブックが氾濫していて結構人気をはくしているのも、お手本にしたがって自分ではできなかったコトやモノを自身の手で生み出したと感じる楽しみや喜びを提供するからでしょう。でもバアバはそういった真似事に違和感を感じるようです。

e0153357_15401792.jpg






















そういうバアバが今回「グランマの手作り人形」という、いわば「HOW TO」ブックをつくったのです。
ジイジとしては「ホーッ、?」という感じでしたが、バアバが昔創刊に関わったリビング雑誌の草分け「私の部屋」からの長年お付き合いのエディターのMさんからの企画ということもあり、またMさんだから「たんなるHOW TOモノはイヤ」というバアバの思いを十分知った上での提案内容だったに違いありません。

e0153357_15405362.jpg
出来上がった本を手に取ってみると、73ページの手軽さながら随分と個性的なHOW TO本です。
特長のひとつは、とてもパーソナルな本だという点です。まずバアバのお人形との出会いから始まって、バアバがお人形とどのようなお付き合いをしてきたかが語られて、たんなるモノづくりから分身づくりの世界に誘われます。
もうひとつの特長は、お手本として提示される人形は玄人がつくったキレイキレイのサンプルではなくて、どれもどこか素人くさく、飾り物的でなく、遊び仲間といった親しみ安さを感じさせ、遊びゴコロが刺激されます。
そしてそのことを一層強く感じさせるのが、つくり方の説明がバアバのイラストと手書き文字で表現されているからでしょう。かっての「私の部屋」の愛読者の方にはきっとなつかしく感じられるに違いありません。 ま、手前味噌はこれくらいにしておきましょう。

まずは書店で手にとってみてください。人形をつくる楽しみ、人形といる楽しみ、そして内藤三重子の『ステキ』の秘密に少し触れることができるかもしれませんよ。

「グランマの手作り人形」内藤三重子
発行所 アップオン
発 売 主婦の友社
1,600円




























[PR]
by LOVE-ALL-LIFE | 2014-03-17 15:45 | 「モノ」がたり | Comments(2)

HAND & SOUL「モノ」がたり(112) 「HAND & SOUL 2014展」ご報告

e0153357_22412395.jpg







人さまに喜んでもらう前に、まず自分が楽しむことを心がけるという、かなり勝手放題のモノづくりで、今年で4回目の展覧会を開催できたのも、温かい目で見守ってくださる知人友人に恵まれたからと感謝しています。

 今年はバアバのお雛さまはナシ。というのも、去年の展覧会のとき、「おばあちゃんの手作り人形の本をつくらない?」と昔なじみの編集者からお誘いを受け、今年の展覧会に合わせて出版ということになったので、そちらにエネルギーをとられしまったからです。内藤三重子の「グランマの手作り人形」がそのタイトルです。がからバアバの展示はその本のためにつくった人形が主体となりました。
 ジイジは新潟から苦労して持ち帰った古い船板を用いたテーブルやベンチ、ジャンクを寄せ集めて遊んだモノたちです。   
e0153357_22424834.jpg
e0153357_22433832.jpg
e0153357_22442383.jpg
e0153357_22444648.jpg
e0153357_22451273.jpg

おなじみの方々だけにご案内したのに、都心での展示となると、やはりその道の専門家の方や、初めてお目にかかる同好の士の励ましや助言をいただくことができて、「やっぱり、やってよかった」です。 
会場にお出でいただいた方、ギャラリーの方々、ありがとうございました。



[PR]
by LOVE-ALL-LIFE | 2014-03-06 22:52 | 「モノ」がたり | Comments(0)

SEASON'S GREETINGS


e0153357_20295627.jpg






クリスマス・カタログというにはちょっと気恥ずかしいのですが、日頃「心に触れる手づくり」を心がけているわれわれの作品たちが、皆さまのプレゼント選びの一助になればと思います。

e0153357_1883100.jpg
「LOVE STONE」親しい方へのプレゼントの包みにこっそりしのばせてはいかがですか。駿河湾の小石ばかりの海岸・千本浜で、のんびり日向ボッコをしながら時間をかけて選んだ小石たちです。( ¥300〜¥600)  「PUSH MAN テーブルランプ」せっかくこの世には昼と夜があるのだから、夜は昼と違った陰翳に富んだ世界を楽しみましょう。PUSH MAN がお手伝いしますよ。(巾35cm×奥30cm×高さ45cm ¥20,000)  「ビーズ・ネックレス」内藤三重子がチェコ・ビーズや天然・ビーズ、プラスチック・ビーズを、気ままに取り合わせたネックレスです。( ¥1,000〜¥4,000)  「海のリース」日本海や駿河湾の千本浜などで拾いあつめた流木の枝、知人からもらった珍しい貝殻やサンゴのかけら、中味は食べてしまった貝殻たちが、こんなカタチでお部屋に潮風を運んでくれます。(大/直径約30cm ¥7,000 小/直径約28cm ¥5,000)

e0153357_18822100.jpg
「流木の人形」沼津の千本浜の海岸で集めた流木の小枝を頭と手足に、ストックの端布の衣装で包んだ内藤三重子作のマスコット人形。(身長約20cm ¥3,500〜¥4,500)  「ウォールデンの小屋」自然環境保護の父ヘンリー・デービット・ソローが2年間自給自足生活を送ったウォールデンの森の小屋をイメージしてつくりました。木製香炉になっていて、煙突から煙が出ます。(9cm×12cm×高さ12cm ¥4,000)  「森のリース」八ヶ岳のカラ松ボックリや、箱根や庭で拾いあつめたドングリや枯葉、ドライフラワーなどをワインのコルク栓のベースに貼りつけました。(大/直径約20cm ¥4,000  小/直径約14cm ¥3,500)  「モミの木移し」雪景の真ん中のモミの木の三角枝を隣の棒に移すゲームです。一つづ移動しますが、小さな三角の上に大きな三角を乗せないのがルールです。(木製、26cm×9cm×高さ16cm ¥4,500)

e0153357_1891828.jpg
「VERY MERRY CHRISTMAS CARD & TREE」造形作家の北川陽子さんデザインのオシャレでモダーンなオーナメント・カードとツリーです。ご自分で組立てて飾るもよし、お相手につくる「楽しみ」をプレゼントするもよしです。http://yokokitagawa.wix.com/enjoymaking(紙製、オーナメント・カード1枚 ¥475 メリーツリー ¥2,100)
  「PUSH MAN ブックエンド」我慢強く真面目なブックマンが卓上であなたの愛読書をお支えします。(木製、対で20cm×3cm×高さ8cm ¥5,000)  「流木のエンジェル」同じく内藤三重子がつくったエンジェル人形。楚々としてあなたに寄り添います。(身長約24cm ¥4,500)   「家」HAND & SOULの定番のマスコット・ハウスです。杉の角材とカットして、アクリル・ガッシュを塗ってエイジング仕上げします。( ¥1,200 ミニハウス ¥500)

e0153357_189192.jpg
「クリスマス・オーナメント」フリースで手づくりした、HAND & SOUL オリジナルの縫いぐるみオーナメントです。(¥300〜¥1,000)  「ミニ・テーブル・ランプ2種」[less is more] 海岸で拾った竹でつくったミニ・ランプ。”less is more”とはモダニズム建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエの言葉で「より少ないことは、より豊かなこと」の意です。[靴型ランプ]青山のフリマで見つけた、靴屋さんの木型を解体してランプに改造しました。(いずれも高さ約20cm ¥10,000)  「ポシェット・ネックレス」お医者さまから常備携帯のクスリをあてがわれる身となった内藤三重子が考案したポシェット付きのネックレス。ちょっとした大事な小物を入れるのに便利ですよ。( ¥3,000〜¥4,000)  「コルク栓の魚」ワインの酔い心地からこんなお魚が生まれました。特別なワインのコルク栓をお魚するサービスもOKですよ。(1個 ¥2,000)



 
[PR]
by love-all-life | 2013-11-24 20:59 | 「モノ」がたり | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり 111 <バアバのカレンダー>

e0153357_22103950.jpg







ジイジの書斎の机の前の板戸に予定書き込みのカレンダーが貼ってあります。前に同じ場所にジイジがパソコンでつくったカレンダーが貼ってあったのですが、見づらい、使いづらいとクレームがつき撤去し、バアバが手描きでつくった新しいものに代えたのです。
パソコンでつくった冷たいカレンダーでは「時間」に血が通わないというのがバアバの本音のようです。ジイジにはそのことがよく分かるので素直にバアバに従いました。

e0153357_7431920.jpg


というのも、バアバこと内藤三重子は雑誌「私の部屋」と「生活の絵本」に手描きのイラスト・カレンダーを20数年掲載し続けた実績があるのです。
一人の女性の暮らしのプランでもある生活日記が、カレンダーの一こま一こまに描かれて1年365日、20数年ですから、バアバの人生にはもう一人のバアバが同居していて、二人分生きてきたようなものなのです。
かっての「私の部屋」の読者で、内藤さんのファンでしたとHAND &SOULに尋ねてこられる方が結構たくさんいます。
なかには「この子は内藤さんのカレンダーを見て育てたのですよ」とすてきなお嬢さん同伴で来られる方もいます。
バアバは、自分の子育てが必ずしも自慢できるものではなかったという思いがあるものですから、「よく、あんな勝手なことを書いたものね」とさかんに恐縮しています。
e0153357_744468.jpg

ジイジが勤めを持っていた頃には、予定カレンダーに真っ黒に書き込みがあることが何だか自分が偉いことの証のように感じ、それが黒ければ黒いほど生きがいに感じていたようなところがありました。しかし振り返ってみて、書き込まれたもので自分の都合の決めたものは極わずかで、ほとんどは誰かが決めた用件の羅列に過ぎなかったなぁと気づきます。
それに比して、いま部屋に貼ってあるカレンダーはブランクだらけです。ほとんど真っ白に近いカレンダーを見て一抹の寂しさをまったく感じないといえばウソになりますが、いまではそれを自分が手にしている自由度の大きさとみなす心のゆとりをもつことができるようになりました。
日々の空欄を事前に決めてしまうのではなく、融通無碍でもいい、ただ一刻一刻を後で悔やむことのないよう過ごすことに集中しようと考えるようになりました。そんな我がままが許されるのも残り時間がわずかになったシニアの特権ではないかとも思うのです。

空欄だらけのバアバ作のカレンダーを見ていて、ふとバアバがイラスト・カレンダーを描いていたときの心境が分かったような気がしました。
バアバはカレンダーの上では自分が生きたいように生きていられたのだと。そしてバアバによって描きだされた、季節を愛で、住まいを飾り、クリエイティブに時間を過ごす自由闊達な暮らしは、バアバ自身が過ごしかった時間の過ごし方でもあったのだと。それはまた読者にとっても魅力的な時間の姿だったのだとも。

それにしても、現実を生きたバアバの子育てが、カレンダーの読者の子育てほど成功しなかったというのはちょっと皮肉です。
[PR]
by love-all-life | 2013-10-14 21:07 | 「モノ」がたり | Comments(2)