HAND & SOUL

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由比ケ浜


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かっては海水浴場の代表選手だった鎌倉・由比ケ浜は家から片道30分弱の散歩コース。
一昨日プレビュー展でお世話になったギャラリーBORN FREE WORKSの眼前です。

昔は鎌倉住まいではありませんが、文字通り白砂青松だった戦前の広い砂浜と松原の記憶は頭の片隅にかすかに残っています。
近年は周辺の「なぎさプラン」や「湘南ナンバー」から取り残されたかたちになって嘆く人もいますが、多くの鎌倉人はそのことを誇りにしています。

夏場以外は、かろうじてのこっている数軒の漁師の作業小屋と、散歩の犬と、波もないのにプカプカ漂っているサーファーたち以外には何もない海岸のように見えて、さにあらず。
作品の素材の流木などを拾い集めるので、つい下を見て歩く習性が身に付いていますが、そうすると、不思議なもの、得体の知れないもの、不気味なもの、美しいものなど、実にいろんなものが見えてきます。
ゆっくり歩けば歩く程、目を近づければ近づく程見えてきます。

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なかには何かわかるものもありますが、残念ながらそれらのほとんどは何かわかりません。
ただきれいだなと思います。おもしろいなと思います。そしてデジカメで写真を撮ります。
写真を並べてみると鉱石の標本箱のようで、またきれいだなと思います。
いつか海洋学の専門家を友達にして、海岸の片隅に打ち上げられたこれらのモノたちのコレクションを解説をしてもらいたいと思っています。
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by love-all-life | 2009-04-28 22:08 | カマクラある記 | Comments(1)

プレビュー展2日目

4月26日、朝から快晴、快風といきたいところですが、これまたスゴい風。
ギャラリーの窓から見ると、目前の海辺で白く泡立つ波がしらをウインドーサーファー達が木の葉のように滑ったり舞ったりしています。

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二日間だけのプレビューショーということで、強風を押して沢山のお客さまが来てくれました。

海岸の散歩でワンちゃん連れのご近所の方、昔のテニス仲間、ご自身もモノづくり狂いの超ベテランパイロット、詩人、バレエ学校の校長先生、雑誌の編集者、写真家、そしてブログを見て!面白そうだからと親娘で・・・・。
皆さん作品を楽しんでいただけたようでホっとしましたが、それよりもお客様どうしの新しい出会いや触れ合いの輪が広がっていくのがさらにうれしかったです。
こちらも、おみやげにいただいた鯛焼きと、ペットボトルの午後の紅茶と、ぬれせんべいなどという思いもよらない取り合わせでご接待しました。

そうだ、HAND & SOULでも、商品はパーティでのカナッペみたいにお客様どうしの接着剤のような役割をはたすべきなのだと悟りました。

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お店へのたくさんのエールを皆さんからいただき、作品づくりの苦労や、ペンキだらけのシャツや、バンドエイドの消費量のことなど忘れてしまいました。

ご来場くださった皆さん、あらめてありがとうございました。
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by love-all-life | 2009-04-27 20:20 | その他 | Comments(2)

プレビュー展初日

海岸のギャラリーで”ラ・メール”と銘打った晴のプレビュー展というのに、今日はなんと5月目前とも思えない寒雨の一日でした。
ギャラリーの窓からは、いつかフランス映画で見たドービルの海岸のように、波も雲もすべてが静かに灰色に煙っていました。

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決して広くはない会場は、始終悪天候を押してきてくれた友人や、わざわざ東京からのお客さまの歓談や笑顔で、季節相当の暖かな時間が流れていました。感謝、感謝です。

お迎えするジイジ、バアバにとっては、5月からはじまる接客の予行練習の場でもあるわけですが、ジイジは作品の値段を間違えたり、包装にもたもたしたりの醜態続きで、ああ、やっぱり予行練習の機会があってよかった!

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明日の天気予報は晴!
今夜はよく寝ておかなくちゃ。
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by love-all-life | 2009-04-25 22:06 | その他 | Comments(3)

HAND & SOUL 展開催

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本日より Aterier Shop HAND & SOUL Preview 展を開催いたします。
場所はこちらです。
スケジュールは今日(25日)と明日です。

今回場所を拝借する Born Free Works は鎌倉の海の目の前。
ロケーション抜群の、小さくて素敵なショップです。
アクセスは、電車なら江の電「由比ケ浜」から徒歩5分。
お車なら由比ケ浜の県営駐車場や、周辺のコインパーキングが便利です(徒歩2分)。

開催中はバアバ(内藤)とジイジ(鎌田)も会場におります。
今日は雨でお足下が悪いですが、雨の海のなかなかですよ(明日は晴れる模様です)。
たくさんの方々のお越しを心よりお待ち申し上げておりますので、ぜひこの週末、鎌倉由比ガ浜までお運びください。
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by love-all-life | 2009-04-25 09:10 | その他 | Comments(0)

言い訳


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このところブログの更新が途絶えがちになってしまって、いつも関心の目を注いでくれている方々には申し訳なく感じております。

開店が間近であることに加え、その手前に25日、26日のプレビュー展を控え、パニック寸前という状況です。
始めた以上は継続が肝心よと釘をさされてスタートしたブログですが、ここいらなんですね。

店をやるには、商品と場所があれば始められる考えていましたが、そんなに単純ではないことがやっとわかってきました。
商品の値段はどうする?プライスカードは?商品リストの原簿が要るんじゃないの?
DM宛名書きを急がなければ、パケージや包装は?お茶のサービス有りなんて宣言したけど、狭い空間なのに道具はどこに収納するの?etc.etc.
そもそも事業計画なんていうものも存在せず商売を始めようとしているのですから、商売の神様マーキュリーからみれば、あきれるやら、腹立たしいやら、きっとおしかりを受けるに違いありません。
でも世のマーキュリー信者の行き着く先がサブプライムであるとすれば、神様からはなるたけ離れているのが得策と開き直っています。
ま、所詮は「遊び」なんですから。
モノづくりを楽しんで、いろんな人との出会いがあって、借金さえなければ上々です。

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今日の写真は、上が作品や包装に押すお店のスタンプ、中はレジ台、下はこまごましたものの収納戸棚です。スタンプ以外は手作りです。

義務でない仕事は遊び、という境地です。
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by love-all-life | 2009-04-21 18:23 | その他 | Comments(3)

OPEN DM

お店の案内ハガキが刷り上がりました。
いま制作中のカードホルダーに入れてみました。

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思っていたより写真がダークになってちょっとガクッ。
モチーフになっているのは、エンジェルチェアと称する幼稚園児用の椅子に、店の入り口を飾るアメリカ西部開拓時代の大鋸の刃をのせて撮りました。

「ATELIER SHOP “HAND & SOUL”が鎌倉市佐助2丁目にオープンします。
生活とアートがさりげなく同居するような暮らしを・・・、そんな想いでモノづくりするアーチストと、暮らしの空間と時間を大切にする人の出会いのスポットになればと願っています」

宛名面にこんなメッセージと、アクセスマップが入っています。
場所が場所だけにどれほどの人が来てくれるやら・・・。

ひっそりとした谷戸の懐で、小鳥のさえずりを聴きながら、散策の小休憩の場としても悪くないですよ。
暇なら(多分いつも暇でしょうけど)お茶のサービスも有りです。

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ただし、作品づくりの時間が欲しいので、お店は原則として、金曜、土曜、日曜だけのオープンとなります。
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by love-all-life | 2009-04-15 19:50 | その他 | Comments(1)

廃物利用

そもそもセコハンの小屋から始まったお店づくりですが、作品展示の台や棚、レジ台もすべて手作りでやってます。
だから作品なのか商品なのか、売り物なのか備品なのか、そのへんはみんなごちゃごちゃで、とにかく5月1日までには何とかしなくちゃという状況なので、このところのお天気つづきは助かります。

役立つものは捨てないで活かすというのがわれわれの基本精神のひとつですが、実践例を紹介二つほど紹介しましょう。

これは?

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左官屋さんのコテですね。

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日本海で拾ってきたものですが、今回お店の入り口のカンヌキとして晴れて現役復帰です。

それではこれは?
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難問でしょ。
これは藁沓(わらぐつ)の木型です。新潟・出雲崎の古物屋さんで求めたものです。
しっかりとした木製で目方もかなりあります。
そこで扉の重りの役目を与えまて、入り口を自動(じどう)ドアならぬ重動(じゅどう)ドアにしました。
扉からひいた紐に重りがついていて、開けると重りが自動的に扉を閉めるエコな仕掛けです。

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ま、小さいからこそできる遊びを楽しみながらやってます。
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by love-all-life | 2009-04-10 21:38 | その他 | Comments(0)

5月1日(金)オープンします!

悠長なことが許される身分にやっとなれたのだから、できた時がお店開きでいいじゃないのと、のんびりやってきました。
しかしこのままだといつ開店できることやらと、さすがに周りが心配をし始めているのが感じられます。
一度は、締め切りのない人生を謳歌するのだと啖呵をきってはみたものの、やっぱり締め切の効用というのもあるのだと悟りました。

大鋸の表札や、孫のアイディアの椅子の看板などもついて、お店の外観もほぼできたし、連休開けにでもオープンするかと言ったら、なにをバカな連休前にオープンするのがジョーシキですよと諌められ、バアバと相談の上、思い切って決めました!
5月1日オープン。

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とななるとあと一月もありません。
締め切りに追われる身には馴れているから何とかなるさという楽観と、おや、こんなはずじゃなかったんだけどなぁという戸惑いが交差します。さぁ、もう後にはひけないぞ。

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さっそくDMのオーダーをかけるやら、電気屋さんに電話するやら、作品づくりの材料の買い出しに飛び回るやら、忙しい一日となりました。
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by love-all-life | 2009-04-07 21:37 | その他 | Comments(5)

Touch the heart.

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何年も映画館というところに足を入れたことはありませんがビデオはよく観ます。
昨日家人が借りてきたので「おくりびと」を観ました。
オスカーを獲得したときの関係者やマスコミの「あり得ないことが起こった!」みたいな騒ぎっぷりはたいへんなものでしたが、ボクにはオスカーを取ってもなにも不思議はないほどよくできた映画と思えました。

どこが?という話は横に置いておいて、ボクが驚いたのは「石文(いしぶみ)」の話が映画の重要なモチーフとしてでてきたことでした。
なぜなら、この「石文」の話は十年来大学で毎年授業で採り上げてきたからです。
ボクの場合はデザインの講義ですから、映画のような「父子の絆の徴」としてではなく、「情報伝達の深さ」の話です。

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因みに「石文」の話とは、まだ文字というものが一般的でなかった昔、自分の気持ちを伝えるのに、気持ちにぴったりな小石を探し、人に届けてもらう手紙に代わる風習のことです。
石を受け取った人は手のひら中で石の感触を確かめ、丸くてすべすべしていたら送り主の無病息災を想い安心し、とげとげざらざらしていたら、何か良くないことがあったのではないかと気を揉むというのです。


情報伝達の技術(IT)の発達で、情報の量、選択肢、質、正確さ、速さいずれも飛躍的に向上し、使い手にとって昔では考えられないほど便利になったわけですが、その分、情報に接する感性や想像力が鈍くなってきているのではないか、それに比べ、小さな石ころは自分の姿とテクスチャー以外になにも表現しませんが、だからかえって受け手のイマジネーションを引き出し、結果として相手の心の一番深いところに届くのではないか、技術を知る必要はあるが、技術に頼りすぎるのは危険だというのがボクの学生へのメッセージでした。

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人の心に届くモノづくりを心がけたいと思います。
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by love-all-life | 2009-04-03 09:26 | 文芸・アート | Comments(4)

婦唱夫随


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大学を退職して1年経ちました。60年あまり揺られて来た乗り合いバスから、「さ、ここまでよ」と、一人荒野のバス停に降された心細さを感じないでもなかったですが、いまは、こちらの境遇が変わったというより、バスの方が荒れ地にの乗り入れたところに嵐がやってきてガタビシ悲鳴をあげているのを眺めているって感じです。
いちはやく”CHANGE”と方向転回したバスもありますが、”CHANGE”しようにも表示板さえ見つからず右往左往しているかって自分が乗っていたバスもあって、「みんな、ほんとうに大変だろうなぁ」…。

荒野に降り立って、どちらへどう歩けばいいのかうろうろしているジイジにたいして、昔からバスになんか乗っていなかったバアバのほうは荒野の暮らしに慣れているので、次々と歩く先を決めることができます。
この1年間、長岡での展覧会も、お店を持ちたいと主張したのも、店をもつなら前宣伝に鎌倉で展覧会をしようとギャラリーオーナーと話をつけてきたのもバアバでした。
ジイジはといえば、決まってしまったならしょうがないと、DMづくりや作品づくりに追われています。
というわけで我が家はいまや完全な婦唱夫随の形態となっております。

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これが開店PRE VIEWと称する展覧会のDMです。”BORN FREE WORKS”という、由比ケ浜の海岸沿いにあるかわいらしいギャラリーです。親しい友人のJUNさんに応援を頼んで、潮風が香る展示にしたいと思います。

*落雷写真:NATIONAL GEOGRAPHIC Vol.194,No.5より
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by love-all-life | 2009-04-01 18:01 | その他 | Comments(0)