HAND & SOUL

<   2009年 07月 ( 11 )   > この月の画像一覧

HAND & SOUL「モノ」がたり 15 <WOODEN NICKELS(木のお金)>

7月15日のブログでご紹介したWOODEN NICKELS、サンディエゴのオールドタウンで見つけて、おみやげ感覚で数個だけ買って持ち帰って、後になってもっとたくさん買っておけばバッジにして、お店の商品がひとつ増えたのにと悔しがったのですが、その後頑張って現地から送ってもらいました。

e0153357_10102043.jpg


私たちとしては、裏にピンをつけただけなので、ちょっと手抜き工事的な気持ちもないではないですが、世界にONLY ONEのアクセサリーです。

e0153357_11551342.jpg
e0153357_11554378.jpg
e0153357_1155561.jpg


ビーズと組み合わせてネックレスになるなァとか、チケットの半券とか半端布などとコラージュして額ができるなァとか、銭洗弁天の参拝記念なんていうのもありかなァ・・・とか、楽しみが増えそうです。


面白いモノができたらお店に並べますね。


WOODEN NICKELS バッジ 1個 ¥800  コインのみ 1個 ¥500
[PR]
by love-all-life | 2009-07-29 12:07 | 「モノ」がたり | Comments(0)

ビーチコミング

e0153357_22125182.jpg







ビーチコミングという言葉は近頃かなり知られてきていて、実践する人も少なくないようです。
湘南の海岸では落ちているモノよりビーチコマーの数の方が多いなどという冗談も聞かれるほどです。

このビーチコミングで、「何事も過ぎたるは・・・」という体験をしました。

e0153357_22394595.jpg



















先日のアメリカ西海岸の旅行で、宿がベニスビーチのど真ん中だったので喜んで、ホテルに着いて早速ビニール袋を片手に砂浜に飛び出たまではよかったのですが、ベージュ色の砂のほかには見事に何もありませんでした。小石も貝も流木も、ましてやシーグラスやペットボトルなど、広い砂浜のどこを探しても何一つないのです。カモメが岸辺にいるところをみると、何かしらの獲物があるのでしょうが、わずかに海藻のかけらを波打ち際に発見するのがやっとでした。
美しい海岸を維持しようとおそらく重機で徹底的に整備したのでしょう。ビーチコミングということで言うならこれこそ究極のビーチコミングの姿なんでしょう。でもなんだか妙に落着かないのです。これはあきらかに不自然です。テーマパークと割り切るほかないような完璧さです。

e0153357_22402610.jpg




















ジイジの愛読書、岡倉覚三著の「茶の本」の一節が思い出されました。
ちょっと長くなりますが、読んでみてください。

e0153357_229359.jpg





『利休はその子紹安(じょうあん)が露地を掃除し水をまくのを見ていた。紹安が掃除を終えた時利休は「まだ充分でない」と言ってもう一度しなおすよう命じた。いやいやながらも一時間もかかってからむすこは父に向かって言った、「おとうさん、もう何もすることはありません。庭石は三度洗い石燈籠や庭木にはよく水をまき蘚苔は生き生きした緑色に輝いています。地面には小枝一本も木の葉一枚もありません。」「ばか者、露地の掃除はそんなふうにするものではない。」と言ってその茶人はしかった。こう言って利休は庭におり立ち一樹をゆすって、庭一面に秋の錦を片々と黄金、紅の木の葉を散りしかせた。利休の求めたものは清潔のみでなくて美と自然とであった。』


制作素材を求めて汚れた海岸を這いずり回って いるジイジ&バアバに言わせれば、この海岸からはなにも生産的なコトや創造的なモノは生まれないだろう、消費あるのみ、ということになります。

ま、幸か不幸か、日本の海岸ではこのようなことが起きることは生きているうちにはあり得ないでしょうけど。
[PR]
by love-all-life | 2009-07-27 22:38 | 文芸・アート | Comments(0)

カマクラある記 2

e0153357_17234720.jpg






気象庁はとっくに梅雨が開けたと発表したのにぐずぐず居残っていた、落ちこぼれの梅雨もどうやら退散したようなので、由比ケ浜までいつものコースを散歩。

e0153357_17243640.jpg



















しかし海岸は、日は出ているのに、そうやすやすと夏にはさせないぞと出し惜しみするように、霧のベールで覆われていました。

e0153357_17251680.jpg

カレンダーではすでに2回目の夏休みの日曜日、朝7時というのに海岸はすでにかなりの人出です。
ジョギングする人、犬の散歩をする人、サーファー、海水浴客、ぼんやり霧の沖に目をこらす人・・・。
サーファーは午前10時まで、10時から5時まで海水浴、と普段は棲み分けができているのですが、
今日はすでに水遊びをする人、海水浴かサーフィンかわからない初心者などが入り乱れて、
霞んだ海辺に白昼夢のような情景をつくっていました。


海辺の賑わいをよそに、街はまだお目覚め前。
e0153357_1813037.jpg

人の足が海に向かう夏は、HAND & SOULも開店休業かな?
[PR]
by love-all-life | 2009-07-26 18:28 | カマクラある記 | Comments(0)

羽化

e0153357_18262466.jpg








昨日の夕方,自転車の車輪のリブにしがみついて羽化を始めたアブラゼミを孫が発見。
自転車が動かせないので、小枝に移して家のサンルームに下げておいてみました。

夏休みの自由研究のテーマに悩んでいた小学生の孫には、まさに「飛んで(?)火に入る夏の虫」。
家族の衆目のなか、セミは緑色とベージュの不思議な濡れた物体から、それはそれはゆっくりと羽化していきました。
セミは微動だにしませんが、それは大げさな動きを一切しないですべてを表現する名優の演技のようでもあり、
黎明の空に朝焼けの雲が広がっていく情景を見るようでもありました。



金子みすゞの詩が思い出されました。


蜂は花のなかに

花は庭のなかに

庭は土塀のなかに

土塀は町のなかに

町は日本のなかに

日本は世界のなかに

世界は神のなかに

そして そして

神は蜂のなかに

      

孫は、ジイジのデジカメで撮影しながら定点観察はじめたのはよかったのですが、
やはり小学4年生、接写の仕方を教えてなかったので、残念ながら羽化の初期段階の撮影はことごとく失敗。

それでもルネ・ラリックも脱帽の自然の技の一端を感じていただけるのではないでしょうか。

e0153357_18283627.jpg











e0153357_18285489.jpg











e0153357_1829134.jpg











e0153357_18294415.jpg
[PR]
by love-all-life | 2009-07-24 18:39 | 自然 | Comments(2)

HAND & SOUL「モノ」がたり 14 <流木のヒトデ>

海岸を散歩していると時々ヒトデが波打ち際に落ちています。とくに珍しいというほどのものではないのですが、落ちていると何故かハッとして、海辺にいるという感覚が幾分増幅されるような気持ちになります。

e0153357_1120291.jpg

ヒトデは食べておいしいという話を聞いたことがないし、ある種のヒトデは珊瑚礁に大きな被害をもたらすなど、どちらかというと海の嫌われ者らしいのです。
にもかかわらず、出会うと少し嬉しくなって、ちょっと得したような気持ちになるのは、なぜでしょうか。

ヒトデは英語で「star fish」、フランス語では「étoile de mer」(海の星)と言います。
学名はAsteroidea、asteroidとは「小遊星」ですって。

満天の夜空に輝く星のいくつかが舞い降りたスターダストのイメージでしょうか、
大海原を宇宙との見立てでしょうか、
生態はともかく、ヒトデは人にどこかロマンを呼び起こすようです。

その理由はいうまでもなくそのフォルムのせいでしょう。
中心から放射状に手肢が出ているものに人は目を奪われます。
そしてヒトデが人の心まで奪うとすれば、放射形のイメージが、花、星、太陽など、
みな私たちとって大切なものである連想からでしょう。

e0153357_11252683.jpg

ジイジが大事にしている絵本「NEPTUNE’S GARDEN」 のヒトデのページの冒頭に”Deceptive Beauty”とありました。
「みせかけの美」、うーん、たしかにこの特徴的なペンタゴンは人の目を欺くための策略なのかもしれない、
でも何のために?

e0153357_11273544.jpg

ジイジとしては、流木でつくったヒトデたちがDeceptiveであったとしても、Beautyであってくれればと願うばかりです。


流木のヒトデ ¥1,000〜¥3,000

資料:「Neptune’s GARDEN / SHELLS A to Z」 WENDY FROST
[PR]
by love-all-life | 2009-07-23 11:32 | 「モノ」がたり | Comments(2)

HAND & SOUL「モノ」がたり 13 <アクセント・テーブル>

こんなテーブルどうかなと、ふと思いついてスケッチをおこして、
ストックのあった野地板という安い杉材を切り刻んでつくりました。

e0153357_20415240.jpg



















出来上ってみて、さて、これはどのように使うのだろか?と考えてみると、
トップに絵があるので、モノをおいたら組木の絵が見えなくなってしまうし、ものは書きづらいし・・・、
なんだか中途半端なものをつくってしまったなと思っていました。

そしたら、先日サンディエゴのバルボア・パークにあるMINGEIというクラフト・アートのミュージアムで、
ある机に「アクセント・テーブル」と解説がついているのを発見。
そうなんだ、と目からウロコ。

さしたる利用価値はないけど、そこのあること自体に意味があるっていうモノもあっていいのではないか。
ま、アートというのは、すべからくそういうものだろうけど、そうあまり気張らなくても、
暮らしの空間にちょっとしたアクセントをつける、「何か」であってくれればいいのではと思って、お店に置いてあります。

e0153357_2143416.jpg












アクセント・テーブル w.300×d.300×h.700mm ¥30,000
[PR]
by love-all-life | 2009-07-21 21:07 | 「モノ」がたり | Comments(0)

カマクラある記 1

夏の朝の散歩の足は自然と海岸に向きます。
携帯と、デジカメと、ミニラジオをもって由比ケ浜まで25 分。波打ち際を材木座までブラブラ歩いて帰ってくると、1時間半の適度のエクササイズです。
携帯は時間チェックのため。デジカメはビジュアル・ハンティングと称して何でも気になるものをところかまわず撮ります。ラジオは英語の耳馴らしのため、FENです。
家に帰ってデジカメで撮った収穫物をチェック、雑魚は捨てていくつかをPCに保存します。といっても保存した収穫を他人が見たらきっと雑魚としか見えないヘンなものばかりです。


じゃ、今朝の獲物(?)の一部です。


e0153357_1781821.jpg



















海岸は曇天。夏休みが始まったせいか、いつもよりやや多めのサーファーが小波にちゃぶちゃぶ。


e0153357_17102546.jpg




















ややっ、正体不明の物体。くらげには違いないが、インクが滲んだような不思議な色、なんでこんなきれいな色である必要があるだろうか。


e0153357_17112692.jpg



















あわれ、カラスの朝ご飯に。


e0153357_17172316.jpg




















波が残した水墨画。


e0153357_1718379.jpg











左は、材木座の監視所、右は、先日見たサンタモニカの監視所です。
かたや貧しい地方自治体がつくったもの、かたやU.S. NAVYの施設ですが、この差、財源だけの問題だけではないのでは・・・。


e0153357_17192890.jpg



















なぜか由比ケ浜はクリスマスムード。


e0153357_17202359.jpg



















7月18日、土曜日、朝7時。海水浴客が賑わう前の鎌倉の海岸でした。
[PR]
by love-all-life | 2009-07-18 21:21 | カマクラある記 | Comments(1)

アメリカン・アンチック

旅行のみやげ話を、もうひとつ。

サンディエゴ郊外のエスコンディドという町、何軒かのスーパーストアと町役場のほかに、小さな民芸美術館や小洒落たフレンチレストランなどがあって、タウンという言い方がぴったりするこじんまり落着いた町です。
そのメインストリートにアンチックショップを見つけました。

e0153357_1712064.jpg

















アンチックといっても、当方はもともと履歴のはっきりした由緒ある、いわゆる骨董には、あまり知識も興味も財政的にも関心がありません。
しかしESCONDIDO ANTIQUE MALLとあるように、小さな町としてはかなりきばったスケールのこの店は、おいてあるものはほとんどジャンクと言ってもいいような半ばガラクタと見えたので、そうなるとこちらはむらむらと興味がわいてきます。

中に入ると果たして50年代くらいからの生活雑貨がわんさと積み上げてあります。

e0153357_1715857.jpg



















まず店頭の目立つ棚に出してあったのは、2日前に急逝したマイケル・ジャクソンを特集したLIFE誌でした。こういうところなかなか「機を見るに敏」です。

e0153357_1725296.jpg













骨董趣味もヨーロッパということになると、歴史の本と見比べながらの作業ですが、それに比べてアメリカン・アンチックの魅力は、なんといっても自分史との関わりで楽しめる身近さ気楽さだと思います。

e0153357_1775684.jpg












とくにこちらの年代は、ものごころがついた頃が終戦で、以来ずーっとハリウッド映画の世界をユートピアとして育っているので、アメリカの生活雑貨は実際にはほとんど自分の家にはなかったにせよ、イメージの中では共に暮らした感覚があります。
かすかな記憶のなかの映画のシーンや、戦後の放出物資の箱を開けたときの匂いの思い出と重ね合わせながら、ところ狭しと積み上げてあるガラクタを大いに楽しみました。

何かひとつはおみやげにと物色して選んだのが、鉛の活字をひとつひとつ組んで版をつくっていた時代の活版印刷の活字の整理引き出しです。たくさんの升が区切ってあって、それぞれにAとかBとか活字が入ります。SとかTとかRのような使用頻度の多い活字の升は大きくなっています。
45ドルを35ドルにおまけしてもらって(わりと気前よくまけてくれました)、段ボール紙にくるんで持ち帰りました。

e0153357_17255110.jpg










そしていま、捨てないで取ってあったしょうもない細々した小物や、孫の作品なども持ち出して、何をどこに置くか言い争いながら、時間と稚気のアッサンブラージュを楽しんでいます。
e0153357_1793786.jpg
[PR]
by love-all-life | 2009-07-16 17:48 | その他 | Comments(0)

WOODEN NICKELS(木のお金)

アメリカ旅行のみやげ話をひとつ。

カリフォルニア州サンディエゴのダウンタウンから少し離れたところにオールドタウンがあります。
18世紀半ばにスペイン人によってつくられた町で、サンディエゴ発祥の地とされています。
勿論それ以前からメキシコ人が住み着いていたわけですから、メキシコ、スペイン、開拓時代が入り交じった、独特の雰囲気をもつ観光スポットです。
かっての代官屋敷や教会やダイム・ストアやたくさんのメキシカン雑貨の店が並ぶ、西部劇映画の世界です。
ウインドゥショッピングしていて一軒異彩を放つ店に出会いました。
「RASICINE & LARAMIE」というタバコ屋さんです。

e0153357_125323.jpg




















いまや、世の中からどんどん追放されて、まことに居心地が悪い思いをしている「タバコ」ですが、ここだけはというか、その反動というか、オールドタウンのなかでも大きめの店内には、紙巻き、葉巻、嗅ぎタバコ、パイプなど、あらゆる種類のタバコとタバコ文化がぎっしりと凝縮しています。

e0153357_1255491.jpg



















混み合った店内は、さぞやタバコ臭いかというとそうでもなく、むしろ歴史の匂いぷんぷんといった感じなのです。
たしかに人類はかってこんな「喫煙文化」というものをもっていたよなという憶いにさせるという意味で、実にオールドタウンにふさわしい店でした。

e0153357_1264061.jpg













店の片隅の樽に「WOODEN NICKELS」と札のある面白いものを発見しました。
WOODEN NICKELとはつまり木の硬貨、木のお金です。
現今の世界的経済不況は100年の一度といわれていますが、その親方である1930年代の大恐慌の時代に、支払いが出来なくなった銀行が苦し紛れに発行したのがこの木製のお金だったということなのです。その後、記念的なバッジやノベルティとして使われてきているらしいのですが、直径4センチくらいのポーカーチップのようなもので、つるっとした木の肌に硬貨のように文字やかわいいパターンが刷ってあります。
思わず10個ほど衝動買いをしました。
これにピンをつけてブローチなどアクセサリーになるなと後で気づいて、しまった、もっと買ってくればよかったと悔やんでいます。

e0153357_1273129.jpg
[PR]
by love-all-life | 2009-07-15 12:31 | その他 | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり 12 <流木ゲーム>

…さて、質問です。
What is this?
e0153357_1326197.jpg


















そうですね、下駄です。
信越本線に青海川という小さな駅があります。日本で一番海に近い駅とされています。一昨年の中越沖地震で線路が土砂で埋まってしまったところです。震災の少し前にバアバがその駅のプラットホーム直下の海岸で拾ったものです。新潟から鎌倉に引っ越したときも、大事に荷物に入れて持ってきました。


そして、これは?
e0153357_1326395.jpg


















件の下駄が船に変身しました。ジイジが拾った電気部品が難破船のような物悲しい味を添えています。


ジイジとバアバはよく海岸に作品の素材を探しに出かけます。以前は日本海でした。いまは太平洋側です。大きなズックの袋に軍手と鋸と鋏をしのばせて、ノロノロ、ブラブラ、ヨタヨタとひたすら下を向いて歩くのです。
「やっぱり、日本海側のほうがよかったね」
「うん、よかった」
この「よかった」というのは、ゴミがたくさんあったという意味なのですから、へんな老人でしょ。

e0153357_13273522.jpg









流木の船  W 195×H 115mm ¥15,000
[PR]
by love-all-life | 2009-07-09 14:15 | 「モノ」がたり | Comments(0)