HAND & SOUL

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Happy New Year 2011


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「・・あ・・けまして・・・おめでとう・・ございま・・・スー、スー、スー・・・」



暮れからお正月にかけて、居眠りばかりしているバアバ作の『なまけうさぎ』に年末年始のごあいさつをさせたことが誤りでした。
あらためまして、明けましておめでとうございます。2011年が皆さまにとってすばらしい年でありますよう、そして地球上のより多くの人々に安らぎと幸せが訪れますように願ってやみません。

ジイジ・バアバほどの年になるとこんな牧師さんのような言葉が割と自然にでてきてしまいます。近頃になってつくずく自分以外の人が幸せでないと自分も幸せではないと思うようになりました。

かって子供の頃は何が何でも自分の幸せが第一でした。大人になり伴侶をもって、自分の幸せと同じくらい大切なものがあることを知り、子供をもつようになって家族の幸せになりましたが、家族の幸せというのは言ってみれば自分の幸せの延長線上にあるものでした。自分の伴侶でもない、血のつながりもない他人の幸せが自分の幸せと感じられるというのはどういうことなのだろうか。
つらつら考えてみると、今日までいろいろな人の考え方や言動を見聞し教えられ、いろいろな人のつくったものを使って暮らし、とにかくこの歳まで大過なく過ごしてこられた「お陰さまで」という気持でしょうか。また直接・間接の関係を問わず数えきれない多くの人々によって「生かされてきた」という世間への感謝の思い、さらに自分の存在を支えている偉大なる自然への畏敬の念ということになるのでしょう。

仕事もなく年の瀬を越すに越せない若者たち、戦争の脅威にさらされて暮らす遠い国、遠くもない国の人々、飽食が原因で病魔に犯されるメタボがいる一方で飢餓で奪われる幼い命・・・幸せとほど遠い人々を生み出す地球上の矛盾、利己の結果としての数々の歪みにもっともっと敏感でなければならないと思います。
他人の幸せが自分の幸せと感じられると同じように、人の不幸は自分の不幸でもあることを肝に銘じましょう。

卯の年、もうぴょんぴょん飛び跳ねるのは無理ですが、『なまけうさぎ』ほどではないにしても、日々の暮らしは柔らかくしなやかに自然体で、をモットーに「手と心」をフル稼働したいと思います。


ジイジ・バアバ
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by love-all-life | 2010-12-31 10:10 | その他 | Comments(0)

臨時休業

12月31日(金)、1月1日(土)、2日(金)は休業とさせていただきます
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by love-all-life | 2010-12-28 14:51 | 臨時休業 | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり 63 <ジュウシマツの引き出し> 

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ジュウシマツ(十姉妹)は白地に茶色の斑が入った、カナリヤやインコように派手ではありませんが、サッパリとした愛くるしい多産系の小鳥です。孫の小学校の先生がジュウシマツを飼っていて、ヒナを孵す度に希望する生徒に抽選をして配ります。
7月のある日、突然孫がつがいのジュウシマツをもらって帰ってきました。家中が受け入れ体勢を整えるのに大わらわとなりました。親もどう飼ってよいのか分からずに、とりあえずインターネットで調べて鳥かごやエサなど必要な道具一式をホームセンターに買いに行くわ、ジイジはこの時とばかり孫に生き物を飼う心構えや責任について唱えます。孫たちは小鳥が飼えるうれしさで、親の言うこともジイジの言うことも興奮気味でハイハイとききます。
一通りの準備が整って、小鳥の鳴声が聞こえる安らぎの家となるかと思いきや、鳥かごを何処に置くかで一悶着あり、次に鳥かごのプラスチックの色が派手すぎるし水浴びの容器にへんな柄入っているのが気に喰わんとジイジが異議を唱えます。

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結局鳥かごのプラスチック部分を茶色に、檻の白も塗り替え、流木の止まり木をつくってジイジは一応満足。この間ジュウシマツ夫婦はといえば、どうでもいいことに一喜一憂する人間たちに人懐っこい眼差しを向けていました。
いまではすっかり家族のメンバーとなりきったジュウシマツですが、多産であるはずなのに2度孵化に失敗して、心なしかきまり悪そうな態度も伺え、家族の気を揉ませています。青菜が足りないせいではないかというのがバアバの説です。季節外れこの時期に小松菜の種を庭に蒔いて、やっと出た芽を摘んでは鳥かごに運んでいます。



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こんなジュウシマツのいる暮らしがジイジにひとつの作品をつくるきっかけとなりました。この12月の展覧会に出品した「小鳥の引き出し」です。以前からバアバがつくっていた縦長型の引き出しの把手の部分に穴をあけ小鳥の巣に見立てて、まわりでジュウシマツが戯れているというアイディアです。二羽のジュウシマツはわが家のジュウシマツをじっくり写生しました。
展覧会も終わって、いまはHAND & SOUL の店内でお客さん待ちのジイジ・バアバの退屈を紛らわせてくれています。

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ジュウシマツの引き出し   ¥40,000
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by love-all-life | 2010-12-25 18:44 | 「モノ」がたり | Comments(0)

Merry Christmas !

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クリスマスが近づくこの時期になると思い出す一枚の絵があります。アメリカ人が最も誇りとするイラストレーターのノーマン・ロックウェルが描いたもので、今はなき大衆誌サタデー・イブニング・ポスト1956年12月29日号の表紙を飾った作品です。
子供にとってクリスマスの楽しさの主人公であるサンタクロースの存在が幻想であったことを悟った瞬間、全ての子供が通過しなければならない大人への通過点を見事に描いた微笑ましくもせつない傑作です。



e0153357_200312.jpg日本ではサンタクロースというと白の縁取りの深紅の衣裳に黒長靴、メタボな出っ腹に立派な白ひげをたくわえてお人好しの笑顔を振りまくイメージですが、あれはコカコーラが自社のコーポレートカラーに合わせて宣伝のためにつくり出したアメリカ産のイメージと知っていても、それ以外のサンタをイメージすることはなかな困難です。



e0153357_2043913.jpg20数年も前でしょうか、トルコを旅したとき地中海に面したミラというところでサンタクロースの教会というところに案内されたことがあります。正しくは聖ニコラスの教会といい、前庭に厳粛な姿で立っている聖ニコラスの銅像は、あの磊落なサンタのイメージとは大分かけ離れたものでした。
ミラの司教をしていた聖ニコラスは町の人に愛され、とくに子供たちから慕われました。昔この地方では持参金がないと娘は結婚できませんでした。ある没落した貴族の三人の娘の長女が適齢期になったとき、聖ニコラスは娘の家の窓からそっと金貨を投げ入れておきました。金貨は煙突のそばに干してあった靴下のなかに落ちました。二番目の娘が適齢期になったときも金貨が投げ込まれていました。三番目の娘のとき、父親は見張っていて、金貨を投げ入れるのが聖ニコラスであることを知りました。この聖ニコラスの善行の話が広まり、クリスマスの前夜子供たちが靴下を吊って聖ニコラスのプレゼントを待つという習慣が始まったとされています。

近年はサンタはフィンランドに住んでいて、子供たちがプレゼントのお願いの手紙を出すと叶えてくれるとか、グリーンランドでは公認のサンタクロースを指名しているとか、子供の夢を壊さないようにとの努力が世界的になされているようです。でも先に紹介したロックウェルの絵のような洗礼を一度でも受けてしまった子供たちは、パパにそっくりのサンタであろうが、パチンコ屋の門口のサンタであろうが、プレゼントをくれるサンタが本物と信じた振りをするしたたかさを身に付けているようです。

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それも承知の上で、いまHAND & SOULでは店先にバアバの手づくりのサンタをおいて、近所の子供たちの反応を伺うという子供じみた遊びを楽しんでいます。

そしてお知らせです。
12月17日(金)/18日(土)/19日(日)は HAND & SOULで2回目の「マーガレットプレス」のBOOK STOREです。
http://marguerite-press.net/naya_diary/の2月13日便をご覧ください。

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by love-all-life | 2010-12-15 18:51 | 文芸・アート | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり 62 <2つの展覧会> 

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ブログを大分お休みしてしまいました。でもこの間のんびり惰眠をむさぼっていたわけではありません(惰眠していてもよい身分ではありますが・・・)。自分の歳や体調にお構いなしで夢見るバアバが約束した2つの展覧会のための作品づくり、搬入/搬出、展示、会場での応対などに追われてブログまで手が回らなかったのです。

展覧会というのは11月30日から12月4日の青山のTAMBOURIN GALLERYのHAND & SOUL展と、12月7日から16日まで mu-an (長岡)での christmas・christmas展です。


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TAMBOURIN GALLERYは神宮外苑が賑わいから公園の静けさにさしかかるところにある、こじんまりした場所柄オシャレな画廊で、普段は若いクリエイターの展示が多く、今回のジイジ・バアバの展示は作家の平均年齢を大幅に高めたに違いありません。
ジイジ・バアバ一緒の東京で初めての展覧会なので少し緊張もありましたが、展示に来ていただいた多くの方々から温かいコメントや励ましの言葉をいただき本当にうれしくこころから感謝しお礼を申し上げます。


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Gallery mu-anは長岡で著名作家から若手まで選りすぐったアーティストの仕事を紹介して地域の芸術/文化情報の発信拠点となっているところで、オーナーご夫妻とはジイジ・バアバが長岡在住の頃からの昵懇の間柄です。今回は新潟の流木造形作家のさいとうようこさんと、ネイチャー・アーティスト松岡達英さんとの4人展という形になりました。開催日が接していたのでTAMBOURIN GALLERYで展示したものを持ち込むということで甘えさせていただきました。
青山の展示が4日に終わって軽自動車にぎっしり詰め込んだ展示作品を6日にそのまま新潟まで運び、会場に展示して、初日に見える方々にご挨拶をして、翌日また300キロを軽自動車にゆられて帰ってくるという荒技をなんとかこなしました。
初日に早速会場に来ていただいた皆さまにここでお礼を申し上げます、ありがとうございました。

日頃HAND & SOULにくるお客さんは観光目的の人が多いし、店もチッポケなこともあって、つくるものがだんだん小ぶりなってきて、これでいいのだろうかと反省もあり、たまには手足を伸ばさなくてはという気持から今回の展覧会のダブルヘッダーとなりました。

1年1年の重みがだんだん増してくるのを感じながら、1日1日を大切にと頑張ったジイジ・バアバの今年の成果(?)をご覧ください。

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by love-all-life | 2010-12-12 10:33 | 「モノ」がたり | Comments(2)

臨時休業

TAMBOURIN GALLERY展示のため、12月3日(金)、4日(土)は臨時休業とさせていただきます。

http://tambourin-gb.blogspot.com/
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by love-all-life | 2010-12-02 08:29 | 臨時休業 | Comments(0)