HAND & SOUL

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730鎌倉大線香花火大会 報告

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7月30日、鎌倉大線香花火大会当日、前々日来の記録的な大雨で新潟・福島地方では、河川の氾濫、土砂崩れで多くの行方不明者や死者まで出し、テレビでは各地での引き続きの厳重な警戒を呼びかけていました。
鎌倉の空模様は時々小雨がパラつくものの、日中には晴れ間も出て、まぁなんとか開催できるのかなと思いきや、夕方になって雨はだんだん本降りとなってきました。
これじゃ中止かなとネットで調べてみたら、「よほどの危険を感じる豪雨などでない限り、鎮魂読経は致します。来場は各自の判断でお願いします。」と、市民の自主参加によって成り立つイベントらしいコメントが出ています。
まぁ、とにかく様子だけでも見ておこうと8時過ぎに由比ケ浜海岸に向かいました。

海岸通りの134号線の信号には、雨の中、このイベントに賛同していた人力車組合のリキシャマンと思しき、菅笠姿の若者が交通整理に立っています。「大変だね、今夜やるの?」と聞くと「ヤリマス!」と元気な声が返ってきました。

海岸に下りると、雨とはいえ夏の週末、ビーチハウスの中だけは明るく賑やいがあるものの、暗く沈んだ砂浜に二つのかがり火に照らし出されたたくさんの傘の群れがあります。1,000人もいるでしょうか(主催者側では3,000人としています)。大半は若者、そして家族づれ、結構な数の外人。人と傘の円陣の中心から読経の声が聞こえます。これもイベントの趣旨に共感した鎌倉のお坊さんたちの鎮魂のお経です。

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傘を打つ雨、かがり火、遠くの雷と稲妻の光、ビーチパラソルを屋根に読経するお坊さん。読経が終る頃に雨が小やみになり、それぞれが持ちよった線香花火に着火すると、さざ波のような感嘆の声が広がります。大げさな声や音はありません。
線香花火大会という世にも珍しいアイディアが生み出した世にも不思議な光景です。しかしここに集うほとんどすべての人が悪天候をおして自由意志で参加し、それぞれの役割を受け持っていることを思うと、とてもすてきな鎮魂のカタチにと感じられました。

翌日(今日)ネットで再チェックしてみたら、朝スタッフがビーチクリーンに行ったら、ほとんどゴミは落ちてなかったと、ちょっと誇らしげに報告していました。
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by love-all-life | 2011-07-31 21:11 | 時事・社会 | Comments(0)

鎌倉大線香花火大会

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今日から夏休み! 一年中夏休みの身分のジイジにとって、とりたてて張り切る理由はないはずなのに、なにか特別な日々が始まるような気分になるのは、小学生の孫たちと同居の暮らしのせいか、それとも「夏休み」という言葉の魔力でしょうか。
ラジオ体操、お天気日記、自然観察・・・こんな言葉を連発して、きっと孫たちからうるさがられることになるでしょう。

ところで、今年の夏休みはまったく冴えないスタートとなりました。台風6号がここ三日ほど、日本中を水浸しにして、災害恐怖症になってしまった小学校は休校で前日の終業式もなし、通信簿はその前の日に早々と生徒に渡してしまうという手回しのよさです。しかし時折小雨がぱらつく程度のお天気に子供たちもどこか腑に落ちない様子です。バアバは、「これじゃケジメがつかない」「だから、だらしのない、ふやけた子供が育ってしまうのよ」と憤っています。まあ、このあたりが被害がなかったのは結果論だからと周りが言っても、「子供の将来より、自分の安心なのね」となかなか治まりません。

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台風のお湿りで幕を開けた今年の夏休み。被災地へ気遣いなどで各地の花火大会が自主取りやめを決めるなど、あまり気勢が上がりませんが、そこを逆手にとった試みがあります。
7月30日に鎌倉の由比ガ浜で開催が予定されている、市民有志による「鎌倉大線香花火大会」です。
4月に恒例の市の花火大会の中止が発表された直後、「じゃ、自分たちでやればいいじゃん」とのツブヤキから火がついたらしいのです。
行政や企業に頼らないで、市民各自の自己責任ですべてを完結させようという趣旨です。
線香花火は自分で持ち寄り、火種も自分で用意し、ゴミはすべて持ち帰る、万一の災害には自分で逃げる、これが約束です。

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3.11以降、自然災害、原発事故、エネルギー問題と続く一連の社会現象を通じて、私たちは自分の命や暮らしを、いかに他人に任せ切っていたかを思い知りました。その教訓として、もっと自分で考え、自ら行動しなければならないという市民意識の発芽がみられます。今回の線香花火大会の試みも、そんな市民意識の台頭と無縁ではないように感じます。
この試みが、たんなる危なっかしいお遊びに終わるのか、市民社会のブレークスルーとなるか、地元のことだけに、すごく気になりますし、かって、長岡で日本一を自認する、直径500メートルの大輪の三尺玉花火の響宴を毎年観てきたジイジ、バアバにとって、世界一小さい(多分)花火の大会がどのように鎮魂の音を奏でるか、これも興味津々です。
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by love-all-life | 2011-07-21 21:02 | 時事・社会 | Comments(0)

HAND & SOUL「モノ」がたり 78 < バアバ、カエル>

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バアバはカエルが好きです。カエルといっても樹脂のフィギュアといわれる小さな模型のカエルです。
輸入雑貨店などで見付けるとまず買ってしまいます。駄菓子屋さんのガラガラポンやオマケやなどでカエルがあるとなると見逃しません。なのでわが家ではバスタブの縁や化粧台や窓枠に突然カエルがチョコンと座っていたりします。なかには本物と見分けのつかないフィギュアもあって、そうと知らない客人が遭遇すると「キャー!」と、「カワイイ!」という反応に別れます。
最近めっきり減りましたが、梅雨の雨上がりには庭によく小さな青蛙が出現しますが、これがフィギュアのカエルにそっくりなので、バアバは「まぁ、カワイイ」と、ちょっと倒錯した喜び方をします。


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この6月にバアバは循環器に問題ありと診断され、珍しく3週間ほど入院しました。めったにないことなのでジイジは病院へ日参するもののどうしてよいかわからず、とりあえず何か気晴らしになるものをと、家からカエルたちを連れて行ってベッドサイドに並べました。患者の枕辺にずらりと小さなカエルが並ぶ情景は担当の先生にも珍しいらしく、手術の当日バアバの心細そうな様子をみて、「大丈夫ですよ、かわいい応援団がついているから」と言ってくれたそうです。
その効あってかバアバは手術を無事に終え、ものと元気なバアバにカエルことができたというわけです。


そのバアバが退院して最初に取り組んだのが、カエルのパッチワークのTシャツです。手術の応援をしてくれたカエルの模型から原画を描いて(ライトテーブル代わりに)窓ガラスに貼付け、小布を当ててパターンを写し取り、カットして、かがり付け、かがり縁にビーズを縫い付けました。転んでもタダでは起きないバアバスピリットです。

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バアバにとっては「元気カエル」ですが、着る人によって「泳ぎカエル」だったり、「仲良しカエル」だったり、それぞれの想いを託していただければと思います。

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<カエル>Tシャツ 子供用 ¥4,500 大人用 ¥7,000
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by love-all-life | 2011-07-10 23:54 | 「モノ」がたり | Comments(4)

HAND & SOUL「モノ」がたり 77 < "SAVE ENERGY" Tシャツ>

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今年はわが家ではどんな節電ができるかな・・・などと思案している間もなく一挙に盛夏の真っただ中へ。
家人の電燈の点けっ放しをお互いに指摘し合ったり、エアコンのスイッチを入れようかどうしようか迷ったり、我慢や決意のほどが試される日々です。

梅雨間の晴天日、小学生たちが熱さで校庭でバタバタと倒れたとの報道にはいささか驚きました。記録的な熱さに加えて、運動場が土でなくなってしまったなど様々な事情が重なったのでしょうが、それにしても育ち盛りの元気な子供が晴天の下に一定時間いるだけで立っていられなくなるというのはなんだか変です。大人たちがそういう環境をつくってしまったのか、過保護でモヤシのような子供に育ててしまったのか、気象が狂ってしまったのか。主な理由は、多分前者二つのどちらかか、その両方でしょう。
なんだかんだと理屈をつけては自然を消していく公共事業。子供につらい思いをさせたくないと願い、結果的に我慢を知らない精神と肉体をつくってしまう親心。
これらはほんの一例ですが、そのときはよかれと思ったのでしょうが、短絡的な利害損得を追って多大な費用とエネルギーを使って為したことが、かえって世の中の歪みを生んでしまうということが少なくありません。
身近の節電もいいが、エネルギー節約を唱えるなら、そのような世の中の無駄、浪費に監視の目を向けたり、価値観を吟味してみることが、こんなときこそ求められていると思います。


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バアバが大切にしている、庭の柏葉あじさいの葉っぱを一枚失敬して、スキャンし、「SAVE ENERGY 」のメッセージTシャツをプリントしました。

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「SAVE ENERGY」の葉っぱブローチとならんで、HAND & SOULができる「エネルギー節約」のささやかなアイディアです。

「SAVE ENERGY」オリジナルTシャツ ( S/ M,/L ) 1枚 ¥2,200
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by love-all-life | 2011-07-02 21:59 | 「モノ」がたり | Comments(0)