HAND & SOUL

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HAND & SOUL「モノ」がたり (128) 「2016年の終わりに」

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2016年も最後の日となりました。今年はほんとうにいろいろありました。
リオのオリンピック・パラリンピックや日本人のノーベル賞受賞のような明るいニュースもありましたが、大方は嫌なニュースでした。多発する自然災害やテロそしてシリアの内戦のような怖いニュースだけでなく、トランプ氏の次期大統領当選や英国のEU離脱のように世界を不安に落とし入れるニュースにも事欠きません。当方としては今年の文字に「金」が決まったのは嫌なニュースでした。
オバマ大統領の広島訪問、そして安倍首相の真珠湾訪問は歓迎すべきことではありますが、大東亜戦争開戦から今回の「一応のけじめ」とされる75年間が、ちょうど当方が物心ついてから物心が失われつつある今日までの期間と重なり、戦争の重みを測る目安として感慨深いものがあります。

暮れのTVを観ていたら、ニューヨークの街頭でレポーターが道行く人に「今年はあなたにとってどんな年でしたか?」とインタビューしていました。
多くの人が「テロが怖い」「トランプが次期大統領に決まったのは許せない」といった類いの、世界の現状を嘆くコメントでしたが、ひとりの老婦人が「世界にとっては酷い年でしたが、私にとっては素敵な年でした」と答えたのが印象的で、何だかすごく救われた気持ちになりました。

今年のHAND & SOULは、お陰さまでというべきか、力足らずでというべきか、全体として何事もなく平穏な日々でした。気力はあるものの技力が追いつかず、いまいち成果物には物足りなさを感じざるを得ないというのが自己評価です。とはいえ、こうして日々創造的な活動に寄り添って暮らせる幸せさを有り難く感じ、ニューヨークの老婦人に習って「世界にとっては酷い年でしたが、私たちにとっては素敵な年でした」と総括したいと思います。

では2017年が皆さまにとって素敵な年でありますように。
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by love-all-life | 2016-12-31 11:32 | 「モノ」がたり | Comments(1)

HAND & SOUL「モノ」がたり (127) 「クリスマス・クリスマス展」

今年も長岡のギャラリーmu-anから「クリスマス・くりすます展」への参加のお誘いをいただき、地域の元気なアーチストのお仲間に入れていただいてバアバと二人で作品を展示しています。
足掛け15年あまり居住した長岡から鎌倉に帰ってきて8年、県知事さんも変わり、市長さんも変わり、籍をおいた大学も市立大学に変わりと、いろいろな変化があってもいまだ長岡を身近な存在に感じられるのはこのmu-anとの絆のお陰です。今年は作品だけを送っての展示になりましたが、毎年この時期の展示ということもあって、さまざまなジャンルのクリエイティブな楽しい作品でギャラリーが満たされます。
テーマは「小さな贈り物」、HAND & SOULからの作品は以下の通りです。

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バアバの「エンジェル人形」です。泰西名画の白衣の天使とちがって、どこかヒト癖もフタ癖もありそうな天使です。「ヒトは皆どこかで天使よ」というメッセージかも。
家の周辺の葛の蔓、沼津海岸で拾った流木とバアバが溜め込んだ膨大な古布のコレクションが材料です。

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静岡県沼津市の千本浜は、かって歌人若山牧水等の自然保護運動があって保たれた長い砂防の松林が続き、波打ち際まではすべて小石で、いつ行っても流木が散乱し、背後には富士山がそびえる美しい海岸です。そこで拾った小石と流木を材料にしたメッセージ額です。
「LESS IS MORE 」(左)は、20世紀の近代主義建築のコンセプトを確立した巨匠ミース・ファン・デル・ローエの言葉ですが、俳句や水墨画などの日本独特の省略の美意識とも通じますし、飽満な消費文明への警句としてもジイジが大切に感じている言葉です。
「LOVE NATURE」(右)、一見大いなる混沌・融通無碍に見えながらすべてを包み込む秩序であり、限りない恵みでありかつ厳格な戒め、そして究極の美の源泉である自然、それははHAND & SOULにとって神なのです。

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野地板という最も廉価な杉板でつくった「壁掛け飾り棚」です。バアバが企画しましたが,肘の故障で思うように作業ができないのでジイジが製作した共同制作です。  

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チーズの空き箱に熱した蝋を流し込んで、固まる前にメッセージをスタンプした小石を埋め込んでつくった「STONE CANDLE」です。
昔、終戦前後に停電がよくあり、使い残したロウソクの破片を集めて缶詰の空き缶に入れて溶かし、ロウソクの代用の照明にした記憶が発想の原点かも知れません。クリスマスディナーのテーブルに、ちょっと特別な雰囲気を演出してはとの提案です。

では、みなさま Have a Merry Christmas!
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by love-all-life | 2016-12-14 17:10 | 「モノ」がたり | Comments(0)