HAND & SOUL

自然は恵みか災いか

e0153357_19580167.jpg









北関東の記録的豪雨で河川の決壊などにより、またしても自然災害の過酷さをいやというほど見せつけられました。
資源の乏しい日本で唯一といってもいいほどの豊かさを享受している水資源の、普段とは全く異なった恐ろしい姿です。
緑豊かな起伏に富んだ国土、清らかな水の流れ、変化に富んだ四季折々の表情。こういったわれわれが日頃誇りに感じている自然の恵みは、一方でどれも災害の元凶でもあり得ることを再認識させられます。

以前住んでいた米どころの中越・長岡では、5月に入ると田んぼに水を引きます。市街地近くの台山に登って見下ろすと、長岡は見渡す限りの水面が広がって市街地が水にぽっかり浮いたようになり、それはまるでヴェニスのようで、毎年その景色を愛でるのを楽しみにしていました。
ところがマスコミが報じる今般の災害の遠景写真は(こういう見方は不謹慎と思いながらも)、あの5月連休のころの長岡の高地からの眺めとそっくりなのです。
一方は豊かな実りを秘めた希望の水、もう一方は人の暮らしを破壊する災いの水です。
「文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその激烈の度を増す。」とは寺田寅彦の言葉です。
河川の決壊による濁流のなかに点々と沈む数えきれないほどの自動車が、その言葉の今日性を感じさせます。


e0153357_19584474.jpg







一昨日こんなことがありました。
早朝、「すわッ、首都直下型地震!」と一挙に目を覚まし、「な〜んだ…」と、早く目覚めた分だけいつもよりのんびりゆっくりと裏山の神社のラジオ体操へ向かいました。
6時半からの体操は、机の上の携帯ラジオから流れる号令に合わせて老男老女が身体を動かすのですが、この日ラジオはずーっと「マチダ震度5弱、ヨコハマ震度4、・・・」と地震速報をやっていて、6時半になっても一向に終わりません。一同一瞬顔を見合わせました。と、誰かがラジオ体操第一の動きを始めたのです。するとそれ合わせて皆が「カワサキ震度4、チバ震度3・・・」の声に動ぜず黙々とラジオ体操第一、第二を規律正しく無事やり終えたのでした。
自然災害なれした近頃の世相の一こまと言うべきか、百戦錬磨の老男老女ならではの胆の坐りなのか、とても不思議な体験でした。

e0153357_19590909.jpg












自然災害はいつかはわが身に降り懸る。それは多分想定以上のものだろうという覚悟をもちながらも、できる備えはする。今日まで当事者でなかったことを感謝しつつ、自然の恵みも戒めも甘受するということでしょうか。











[PR]
# by love-all-life | 2015-09-13 20:02 | 時事・社会 | Comments(0)

政治家の言葉

安倍首相が「積極的平和主義」とう言葉を掲げて以来ずーっと違和感をもってきました。
この言葉と抱き合わせに持ち出される集団的自衛権や抑止力という言葉との整合性がつきかねるからです。
ところで今朝の新聞で「積極的平和主義」の提唱者であるノルウェーのヨハン・ガルトゥング氏のインタビュー記事を読んで、ひっかかっていたもやもやがすっきり晴れた感じです。

e0153357_10500459.jpg






「積極的平和は平和を深めるもので、軍事同盟は必要とせず、専守防衛を旨とします。平和の概念が誤用されています。」

「参院で審議中の安全保障関連法案は、平和の逆をいくものです。成立すれば、日本は米国と一致協力して世界中で武力を行使していくことになるでしょう。そうなれば、必ず報復を招きます。日本の安全を高めるどころか、安全が脅かされるようになります」

「日本外交の問題は、米国一辺倒で政策が硬直していることです。創造性が全くありません。」

「軍縮を訴えているのに、軍縮を実現するために必要な国際問題の解決策を打ち出そうとはしません。」

実に明快で、まさに快刀乱麻です。(全文:8月26日付け朝日新聞<インタビュー>「積極的平和主義の真意」)

政治家の命が言葉であることは言うまでもありませんが、安倍首相は、「中国が攻めてくるぞ」という類いの脅しと、この積極的平和主義にしても、安全保障法案を平和安全法案と言ってみたりといった、「平和飾り」のついた語句を繰り返すばかりです。
それで人々の「安保関連法案」への理解を得ようとしてもそれは無理というものです。




政治家の発した、心に響く、忘れられない言葉があります。

我が国の魂、それは「自然」「愛」です。
「愛」の対象はつねに「自然」に向けられています。
それらは古い伝統や芸術に生きています、そして、現代にも受け継がれています。
しかし、「自然」と「愛」はいずれも傷つきやすく、いつも悲しみと痛みがあるのです。

e0153357_14003066.jpg
 ランズベルギス (リトアニア国家最高議長)









[PR]
# by love-all-life | 2015-08-26 13:43 | 時事・社会 | Comments(0)

第3回 ピースパレード in かまくら

e0153357_17465606.jpg
「安保関連法案に反対するピースパレードin かまくら」第3回の日程が決まりました。9月6日です。
第1回目の参加者は500人、第2回目は600人、呼びかけ人も697人となり、ますます意気盛んです。

われわれに選ばれた首相がわれわれの意に背く行動をとるとき、それを正すに座して次の選挙を待つわけにはいきません。
いま大きな声を上げましょう。








[PR]
# by love-all-life | 2015-08-22 08:49 | 時事・社会 | Comments(0)

家のカードスタンド

e0153357_15240780.jpg







え〜、HAND & SOULの定番となっております手作り木製「家」でありますが、屋根にチョコっと切れ目を入れまして、カード・スタンドになるというヴァージョンアップを図りました。
フォトやポストカード、豆スケッチや名刺などを挿んで、机上や棚を演出する小道具としていかが?という感じです。

e0153357_15243342.jpg

























これはHAND & SOULのある佐助地区の商店や銭洗弁天や佐助稲荷が参加する「鎌倉佐助のさんぽ市」(8月1日・2日)のスタンプラリーで、各店が提供する景品のひとつとしてつくったものなのです。
「景品だけで終わっちゃもったいないよ」という声もあって、店に置くことにしました。

ついでに、ミニハウスにもさらに小さな切れ目を入れて、こちらは来客時のディナーやパーティのテーブルの名票立てとか、一言メッセージ・ホルダーになるかなと、つくっちゃいました。

e0153357_15251219.jpg
















家のカードスタンド  1個 ¥1,200
ミニハウスのカードスタンド 1個 ¥500


[PR]
# by love-all-life | 2015-07-22 15:27 | 「モノ」がたり | Comments(0)

暑い夏

e0153357_07043814.jpg








どうやら安倍首相にとっては、日本国民の叫びより米国議会での口約束のほうが大切らしい。
安保関連法案について、世論の動向がどうあろうと、自分自身でも国民の理解が進んでないことを自覚していようと、9月の立法化はだけは絶対視する強引さをみているとそう思わざるを得ません。

米国の9.11からイラク戦争までのブッシュ大統領のやり口をみて「あぁ、戦争というのはこうして始まるのだ」と思ったものです。敵をつくり、相手の悪意をねつ造し、恐怖をあおり、正義と愛国心に訴える・・・。でもあのときは(ウソの情報によるものだったにせよ)少なくとも国民の圧倒的支持がありました。
でも今回の日本のゴタゴタでは、議論を重ねれば重ねるほど国民の支持は遠のいていってます。議論を重ね、説得によって国民の心をつかむのが真っ当な政治家というものではないでしょうか。私たちはたへんなリーダーを選んでしまったものです。
次の選挙が待ち遠しいわけですが、それもすぐにはやってこないとなっては、当面できることと言えば、小さくともひとり一人の肉声を結集して、安倍政権が国民の支持を失ったことを世界に知らしめることでしょう。

e0153357_23360704.jpg





















ということで、7月11日に「安保関連法案反対ピースパレードin かまくら」に参加しました。
遅梅雨の合間の嘘のような晴天に恵まれて500名のパレードが鎌倉で肉声を挙げました。ボクにとってこのような政治行動は生まれて初めてのことです。子ども時代に戦争末期・戦後の空気を吸ったものとして、もう傍観者ではいられないという気持ちです。
今日、法案は衆議院を通過しました。法案阻止は容易なことではありません。しかし実行委員会ではまだ2回、3回を計画しています。憲法によって不戦を誓った国民の平和を希求する心を世界に示すには「この夏までに」はありません。





[PR]
# by love-all-life | 2015-07-16 23:40 | 時事・社会 | Comments(0)