HAND & SOUL

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風見(つづき)


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いま計画している風見の案です。
題は「豚追い」

風見の先のプロペラが風を受けて回ると、回転軸の動きが男の手を上下させると同時に、豚も上下に揺れます。
むちを振るう男に追わて逃げる豚の動きを連動させようというわけです。

人形の豚と豚追いは木製なので、つくるのはそれほど難しくないのですが、仕掛けを上手く動かす自信がまったくありません。

そもそも風を受けてプロペラがちゃんと回るかどうか、金具を含む仕掛け細工がどうしたらいいか、台風の強風に耐えられるかどうか、自然の恩恵を求めるのならば、自然の怒りも同時に覚悟しなければというのが中越大震災で得た教訓です。
心配は山ほど。

でも頑張るぞ!
子供たちの笑顔が見たい一心です。

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by love-all-life | 2009-03-13 22:29 | その他 | Comments(4)

風見


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自分が小さかった頃、街には多くの職人がいました。
大抵道路に向けて仕事場が開いていて、彼らの仕事がよく見えたものです。
ボクのお気に入りは提灯屋でした。
提灯の波打つ表面に見事な筆さばきで細い線をひいたり文字を描く。絶対失敗しないのです。
提灯屋は季節産業とみえ、冬場になると凧を描きます。
主に武者絵で、弁慶や荒木又右衛門などの強面が次々にできあがっていきます。
仕上げは、缶で温めて溶かした蝋を大きく見開いた眼球にさっとひと筆揮うのです。
蝋をつけた眼は凧が空中に舞うと、太陽光を背面に受けて発光体となるのです。
いったい何時間提灯屋の土間で過ごしたことやら、いまでもこの蝋を溶かす臭いは覚えています。

鎌倉市は数字の上ではれっきとした高齢者社会ですが、我が家の周りはかってのお屋敷の大きな敷地が分割されて、ニューファミリーが多いせいか子どもが多いのです。
いずれ分譲されるだろう空き地で、幼児から小学生くらいの子どもたちが入り乱れ一団となって遊ぶ情景は、自分が育った頃とそう大差はありません。
そんな子どもたちが、いま作っている小屋に興味津々なのです。

子供たちにとって、ものがつくられていく過程をじっくり観察する機会がきわめて少なくなっているなか、顔見知りのおじさんが突然小屋を作り始めたのです。
職人の技にはほど遠いくらいのことは子どもたちにも分かるはずですが、それでもいままで見せたことのない尊敬の眼差しで熱心に見てくれます。
もっと見事な鉋さばきを見せてあげられたらと心から悔やんでいます。

子供たちの眼差しに何か応えたいと、小屋に風見をつけようと考えています。
かって少年のボクに、職人の技と自然が見せたマジックを、オモチャは電池で動くものと思っている子供たちにも見せてやりたいと企んでいるのです。
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by love-all-life | 2009-03-12 19:47 | その他 | Comments(2)

鉄工所へ

ショップ入り口ドアの引手をオーダーしに、使い古した斧を持って近くの鉄工所へ。
ここは以前から内装の仕事でお世話になっている「鈴藤」という工場。
鉄の加工についてのことなら、大抵は相談に乗ってくれる。

今回も「斧の先端をカットして、ベースプレートに溶接して・・・」と簡単に考えて持ち込んだが、そこは素人考え。
聞けば「鋼と鉄の溶接。素材が違う。さらに溶接棒の素材次第で、仕上げの色合いにも影響が出ます」とのこと。
それでも「なんとかやってみましょう」と請け負ってくれた。

工場内は様々な道具や素材、作りかけた(あるいは破棄した)意味不明のオブジェクトが沢山あって愉しい。
図面なり口頭なりでちゃんとした指示が出来れば一個から製作をしてくれるので、これからはオリジナルの金物を使用した商品や作品が登場するかも知れない。
写真は調子に乗って「あれはできる? これはできる?」と突っ込むジイジ。
そして肝心の引手は、今週中にも仕上がってくるとのこと。
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by love-all-life | 2009-03-11 18:37 | その他 | Comments(0)

ゴミから宝


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店の目鼻がついたところで、肝心の作品づくりも精力的にやっていかないと、店はオープンしたが中身が空っぽなんていうことになりかねません。(その恐れ充分)

新潟にいた頃、目的もなしに古道具屋やで買いあさったガラクタや拾ってきた廃品から、いくつか引っ張り出してプランを考える。

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これは、お年寄りなら懐かしい舶来シンガーミシンの鋳物の脚。
白い丸いものは電線を巻く糸巻き(?)の側板。道ばで半ば朽ち果てていたのを拾ってきて塗装したものです。
これらを組み合わせてテーブルを作る計画。

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もうひとつのアイディアは、海で拾ったL字の板(左)と、出雲崎の古物商で求めたお蔵の鍵(右)。
鍵を板に取り付けて衣紋掛けや帽子かけにしようというものです。

うまくいけば、ゴミから宝が生まれるわけで、やめられません。
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by love-all-life | 2009-03-09 18:05 | その他 | Comments(0)

手斧のハンドル


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昨日息子のケンケンが下の小屋で作業をしていたら、散歩で通りかかった女性から、「こんな小屋作ってくれないかしら、昔からこういう小屋を持つのが夢だったの」と声をかけられたそうです。

まだ商品もなにも用意できていないのに、お店そのものが商品になってしまうとは、困ったようなうれしいような、何ともびっくりしてしまいました。
「ご注文があれば、つくりますよ。」と返事したようです。

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塗装は内部、外の窓、入り口まわりは終了し、いよいよ外壁に移ります。
何色にするかは今回の仕事の最大の決定事項なので、迷うだけ迷っています。

他のことで小さな決定をしました。ドアの把手を斧にするのです。
前から使っていた手斧に鍛冶屋さんで台座をつくってもらいます。
大学にいた時分なら金属工房にもっていけば簡単にできたのに…。

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永い間建築の内外装設計の仕事をしてきましたが、「小屋」はプロになる以前から常に意識していました。
森の中の小屋、海辺の小屋。
小屋は僕にとっていつも憧れの空間でした。
そして昨年から今年に掛けて、僕は2つの小屋を自分の手で建てましたが、この間、僕は小屋への拘りを確認したばかりか、これからは Hut Design を積極的に手がけて行きたいと考えるに至りました。

ない無いづくしの小屋の暮らしは現代人にとって少々不便でストイックに感じるかもしれません。
しかし Folk House としての小屋のある暮らしは、ローインパクトでトレンディなライフスタイルだと思います。
ですからほんの少しの土地と、少々のお金と、小屋への興味があるひとは、ぜひ「カマダデザイン事務所」または HAND & SOULへ声をかけて下さい。
とりあえず小屋について、語り合うところから始めましょう。

By Ken-Ken
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by love-all-life | 2009-03-08 15:15 | その他 | Comments(0)

店内塗装工事中


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塗装工事中のジイジ。
この段になると、ジイジの拘りが俄然強くなってくる。
下塗りはともかく上塗りでは孫に筆を触らせない、上塗りがまだ足りない、目地の奥までしっかりと・・・などなど。
Poor Men のためのマテリアルは、手間をかければかけるほど、質感がよくなるのだ。
でもその甲斐あって、店内はとても明るく気持ちのよい、イメージどおりの空間になりつつある。

あれ、ジイジ。
そのトレーナーって、ジャクソン・ポロックの柄だっけ?

By Ken-Ken
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by love-all-life | 2009-03-07 13:28 | その他 | Comments(0)

Coloring

もともとの小屋は木地仕上げのログハウスですが、かなりの傷みや荒れがあるので、ペイントすることは決めていました。

今日は室内の白の下塗り。
やはり素人の悲しさで、全員頭からつま先まで白ペンキの迷彩模様をつくってしまいました。

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室内は白、外壁は青、窓枠などをエンジにすることで皆の賛成を一応は得ているのですが、まだ気持ちはゆれています。

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本命の右下の案は、密かに思い描いているのは、LEVI’Sのジーンズの尻ポケットのステッチのところに赤いタグがついている、あのアメリカン・オーセンティックのイメージなのですが…

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by love-all-life | 2009-03-05 20:58 | その他 | Comments(3)

作品が生まれる場所

我が家の裏には小さな小屋があり、そこを作業場として使っている。
HAND & SOUL の作品の殆どは、裸電球がぶら下がるこの小屋から生まれる。

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小屋には「材料」と称して様々なガラクタ、廃棄物、使い古しの木材などが山積している。
我々の(主にバアバとジイジの)役割は、これら「材料」に形を与え、命を吹き込む事だ。

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ショップ建設のほうは「建築工事」が概ね終わり、あとは内装工事と電気工事、それと塗装工事を残すのみ。
だからバアバとジイジのにはこれからこの作業小屋に籠ってもらって、ショップに並べる作品作りに精を出してもらわなくてはならない。
もちろんボクも時間が許す限り手伝うつもりだが、やはりここはバアバとジイジのお店。
オープン時にはたくさんの二人の作品で溢れる、元気なお店にしたい。

by Ken-Ken
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by love-all-life | 2009-03-04 17:18 | その他 | Comments(0)

朝の散歩と、今日の作業

朝6時に目が覚めた。
もう少し寝ていたいと渋る体の声を振り切るようにして起きる。

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デジカメと携帯ラジオをポケットに入れて久しぶりに海岸までの散歩。
由比ケ浜は曇天のせいか、午後からの降雪予報のせいか、いつもは朝からオットセイの群れのように浮かんでいるサーファーも見あたらず、閑散として、昔の漁村の春の海の素朴さをとりもどしている。

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今日の作業は、材料切れで貼り残したデッキを完成すること。

少しばかりの材木をH材木店に注文する。
鎌倉は首都圏にあっても買い物となると以外に不便なことが多く、長岡にいたときのように安直に大型ホームセンターが手近にあるわけでないので、なじみの材木屋さんに注文して届けてもらうという商いがいまだ健全です。

夕方から孫が期待していた雪もふらず、冷たい雨になりました。

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by love-all-life | 2009-03-03 18:43 | その他 | Comments(2)

ショップの全体像


久しぶりに朝から晴天。

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庭のミモザが”Spring has come, come, come!”と黄色い声をあげています。

明日からまた天気が崩れるとの予報に、今日は30時間分働くぞと張り切る。
といっても9時までは大きな音はたてられないし、昨日書いた大鋸の文字の修正などして、はやる気持ちを抑えます。

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この大鋸、店の入り口の上に門構えのように取り付けることになり、言ってみれば店の表札ができたわけで、店をもつことの現実感
味が出てきました。

このあたりで、作業の全体像をお見せしましょう。

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屋根をはり、破風や窓枠をとりつけ、デッキをつくり、ほぼ姿が見えてきました。

一月前まではこの場所は、疲れたパジェロミニが1台で占領していました。
いまは自分たちだけで店をつくるという、やや無謀ではあるが、夢と希望の場に化したのです。
〔ジイジ〕
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by love-all-life | 2009-03-02 20:33 | その他 | Comments(0)