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HAND & SOUL

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ノーベル平和賞は誰のもの?

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15日(2月)、トランプ米大統領が北朝鮮との緊張緩和を理由に、安倍首相からノーベル平和賞に推薦されたと自慢げに記者発表したというニュースにはびっくり。
翌日には、これは米政府側からそういう依頼があったので安倍さんが応じたものとの報道もありました。
まるで業腹の旦那に無理無体を言われて、「左様ごもっとも」とへらへらもみ手をしながら従う幇間((たいこもち)といった落語の世界の出来事を見るようです。

筆者の目には、トランプさんは史上最高の大統領と自賛しながら、寄るところ触るところで諍いの種をまき散らしている、「平和」とは真逆に位置する大統領にしか見えないのですが、安倍さんには、日本の空を北朝鮮のミサイルが飛ぶのを防いでくれた、ノーベル平和賞に価するほどありがたい天使と見えるのでしょうか。
それとも「これが外交さというものさ」とでも言うのでしょうか。

安倍さんは以前から、世界の一流国になったからには、それにふさわしい国のしての「パワー」をもつべきで、それには憲法を改正して相応の軍事力を持ち、「抑止力」によって自国の平安を保つのが「平和外交」であると称しています。
でも、銃による大量殺戮事件が絶えない愚かなアメリカの姿をみるまでもなく、悲しいかなヒトは武器をもてば使いたくなるものなのです。
そして、戦争はいつもお互いが言い募る正義と「抑止力」の発揮として始まるのを常とします。

武器による争いの愚かさを日本人ほど骨身に沁みている国民はいないでしょう。
70数年前の戦争で、海外で潰えた2百万人の将兵、本土で百万人という膨大な犠牲を払らった悲惨な体験から、次はこんな失敗をしないでもっとうまく闘おうと考えた日本人が一人でもいたでしょうか。
広島・長崎の原爆投下で人類が初めて体験した核兵器の恐ろしさを,復習の原動力にしようと考えた日本人が一人でもいたでしょうか。いずれも”NO”のはずです。
だからこの70年以上も唯のひとりの戦死者も出さない国であり得たのです。この事実こそ日本の武器(?)なのです。これらの武器を言葉として、国連で、サミットで、あらゆる国際会議の場において、この地球上から核兵器を、あらゆる武器を、あらゆる憎しみや不寛容を取り除こうと呼びかけ、主張し、説得する。これこそが日本の「平和外交」であるべきだと思うのです。
実行には想像を絶する困難が伴うでしょう。しかし、人類は第一次世界大戦後に国際連盟をつくりました、第二次世界大戦後には国際連合をつくりました。いずれもとても順風満帆の歩みとはいえませんが、でもこれらの挑戦がなかったら世界はどうなっていたでしょう。ポピュリズムが台頭し、自国第一主義が跋扈するいまこそ「真の平和外交」が求められているのではないでしょうか。
安倍さん、あなたこそがノーベル平和賞への最短距離にいるはずなのですよ。









by love-all-life | 2019-02-18 12:54 | 時事・社会 | Comments(0)